コーヒーに卵?エッグコーヒーとはどんなもの?カフェレス子がわかりやすく解説!

コーヒーに生卵などを加えて飲む「エッグコーヒー」。日本人の一般的な感覚からすると、思わず「えっ」と思ってしまいそうな組み合わせですが、一体どんなコーヒーなんでしょうか?

この記事ではカフェレス子が、エッグコーヒーの特徴や、卵を使う理由などについて解説していきます。

そもそもエッグコーヒーとは?

画像素材:iStock

エッグコーヒーとは、卵黄とコンデンスミルクを泡立てて、ドリップコーヒーの上に浮かべたもののこと。なんだか不思議な組み合わせに思えますが、ベトナムでは60年以上続く伝統的な飲み方で、その濃厚な甘さから、デザート感覚で飲む人も多いようです。

エッグコーヒーはそのまま飲むと、甘い部分と苦い部分の差が大きいので、しっかりと混ぜてからいただくのが正しい飲み方。その味は「飲むティラミス」と称されるほどで、甘いものが好きな人にはぴったりのなんですよ!

なんで卵を入れるようになったの?

画像素材:iStock

エッグコーヒーが生まれた1964年は、ベトナムはフランスとの戦争中。食糧難でミルクの入手も困難な時代でした。そんな時に、ミルクの代わりとして目をつけられたのが卵黄。これが意外に美味しかったため、ベトナムでは現在もエッグコーヒーが飲めるカフェがあるんですよ。

「ミルクが無いならブラックで飲めばいいのでは?」と思われるかもしれませんが、日本で一般的に飲まれているアラビカ種とは違い、ベトナムのコーヒー豆は苦みの強いロブスタ種。ブラックでは飲みにくいことから、どうにか美味しく飲めないかと、エッグコーヒーのような工夫を凝らしたコーヒーが生まれたというわけです。

私たち日本人の感覚からすると奇妙な組み合わせですが、実はヨーロッパにもコーヒーに卵を加えた飲み物があります。決してベトナムだけの不思議な文化というわけでもないんですね。

エッグコーヒーとは卵黄とコンデンスミルクを使ったベトナム式のコーヒーのこと!

画像素材:iStock

エッグコーヒーとは、コーヒーの苦みを抑えるために考案されたアレンジコーヒーの一つ。コーヒーに生卵と聞くと変な気がしますが、コンデンスミルクをたっぷりと使うことで、まるでスイーツのように楽しめる飲み方なんですよ!ご家庭でも簡単に作れますので、興味のある方はぜひ試してみてくださいね。

※画像はイメージです。