タリアータとはどんな料理?ローストビーフとの違いは?ボ~ノ・イタリア~ノがわかりやすく解説!
みなさんは「タリアータ」というイタリア料理をご存知でしょうか。オシャレなお店に行くと時折メニューで見かけることもありますが、名前からはどんな料理なのか想像がつかないですよね。
この記事ではボ~ノ・イタリア~ノがタリアータの特徴や、ローストビーフとの違いについて解説していきます。
そもそもタリアータとは?
タリアータとはイタリア中部のトスカーナ地方で生まれた肉料理の一つ。名前の由来は「薄く切った」というイタリア語から。その名の通り、ブロックごと焼いた牛肉を薄くスライスしているのが特徴で、ルッコラなどの葉野菜やパルミジャーノレッジャーノと一緒に、バルサミコ酢であっさりと食べる料理として知られています。
ちなみにパルミジャーノレッジャーノとは、イタリアチーズの王様とも呼ばれるチーズのこと。年単位で熟成を行うハードタイプのチーズで、クセのない豊かな味わいが特徴です。タリアータでは、このパルミジャーノレッジャーノをスライサーなどで大きめに削ってトッピングされます。
甘みのあるバルサミコソースとチーズの濃厚な香り、肉の旨味が一緒に楽しめる料理なんですよ!
ローストビーフとの違いは?
塊肉の状態で焼くタリアータは、スライスした時に綺麗な赤色が見えるのが良い焼き加減。一見ローストビーフとよく似ていますが、実は火の入れ方が異なります。
ローストビーフはオーブンでじっくりと焼き上げ、中まで火を通した料理であるのに対して、タリアータでは、表面をフライパンで焼いて、中が半分レアな状態で提供されます。
ちなみに使用する部位に関しては、どちらも脂身の少ないサーロインやランプ、もも肉などの赤身部分が使われる傾向にあります。また、ローストビーフをスライスする際は2~3mmほどの薄さが良いとされていますが、タリアータは肉の歯ごたえを楽しむ料理でもあるので、少し厚めにカットしておくといいですよ。
タリアータとはイタリアで生まれた肉料理の一つ!
薄くカットした牛肉を、葉野菜やチーズ、バルサミコソースと一緒にいただく「タリアータ」。さっぱりとした料理なので、あまり重たい肉料理が食べられないという人にもおすすめですよ。
※画像はイメージです。
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