ハニープロセスとはどんなもの?カフェマニアが解説

コーヒーの精製法で聞くことのあるハニープロセスとはどのようなものなのでしょうか?

ここではカフェやコーヒーに関する本を多く出版してきたカフェマニア編集部がハニープロセスの特徴を解説。もっとコーヒーについて詳しくなりたい人におすすめ!

ハニープロセスとは?

画像素材:写真AC

コーヒーの実を摘んで、その果肉を除去し、ミューシレージ(殻に付いたヌルヌル)を残したまま乾燥させる精製方法は「パルプドナチュラル」と呼ばれています。ハニープロセスの精製法はパルプドナチュラルとほぼ同じですが、より果肉を残す傾向が強いので、より甘くて複雑な味わいを楽しむことができます。

そして、ハニープロセスはブラジルでよく採用されています。この精製方法は中米では採用するところはなかったのですが、コスタリカが採用すると、パナマやニカラグアも始めるようになり、ハニープロセスと呼ばれるようになりました。

コスタリカでは、ミューシレージの残し具合によって、さらに呼び名が変わります。完熟の実のぬめりを残すのがブラックハニー、完熟前の実のぬめりを100%残すのがレッドハニー、半分だけぬめりを残すのがイエローハニー、少しだけぬめりを残すのがホワイトハニーと呼ばれます。

ハニープロセスとは、甘くて複雑な味わいを楽しむように精製すること!

いかがだったでしょうか?コーヒーの精製法というと専門的な知識になりますが、知っているとコーヒーがより味わい深くなるハズ。

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※「コーヒー焙煎用語ブック」に掲載した内容を再編集しています