里芋とはどんなもの?調理のポイントは?和道一筋がわかりやすく解説!

日本で人気が高い食材の一つ、里芋。ほくほくでねっとりした食感が美味しいですよね。日本料理には欠かせない里芋ですが、調理には意外なポイントがあるんです。

この記事では和道一筋が、里芋の特徴や調理方法について解説していきます。

そもそも里芋とは?

画像素材:iStock

里芋はインドやネパールなどが原産の芋で、日本には縄文時代に伝わったと言われています。名前は「里で作る芋」という意味。

柔らかくほくほくで、ねっとりした食感が特徴です。秋になると里芋を使った煮っころがしや、芋煮と呼ばれる汁物が食べたくなりますよね。

里芋の調理のポイントは?

画像素材:iStock

里芋は断面が六角形になるように周囲をむく「六方」というむき方が基本です。この切り方は盛り付けがしやすく、弁当などにも詰めやすいんですよ。また、里芋は厚く皮をむくのがオススメ!

里芋と言えば煮物が有名ですが、旨煮を作る時のポイントは、余分な下ごしらえをしないこと。塩でもむ、いったん茹で汁を捨てる、酢水で茹でるなど、このような下ごしらえは一切不要です。
アクは余分なものどころか、むしろ里芋のおいしさそのものなので、取ってしまうとおいしくなくなってしまいますよ。

また、皮をむいたらすぐに調理をするのも大切。生命力の強い芋なので、皮をむいてしばらくすると皮膜が張ってしまうんです。

里芋は余分な下ごしらえをしないのが大切!

画像素材:iStock

里芋はアクにもおいしさが含まれているので、アクを取るなど余分な下ごしらえはしないようにしましょう。家庭ではあまり料理されなくなってきている食材ですが、ぜひ里芋を使った料理を作ってみてはいかがでしょうか?

※画像はイメージです。
※「よくわかる日本料理用語辞典」に掲載した内容を再編集しています。