「おぼろ昆布」とはどんなもの?和道一筋がわかりやすく解説!

皆さんは「おぼろ昆布(こぶ)」という名前を聞いたことがあるでしょうか?家庭ではあまり馴染みのない食材かもしれませんが、昆布を加工してできた食材のことです。一見似ている「とろろ昆布」とも実は違うものですよ。

この記事では和道一筋が、意外と知らないおぼろ昆布の特徴や、とろろ昆布との違いについて解説していきます。

そもそも「おぼろ昆布」とは?

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おぼろ昆布とは、乾燥させた真昆布(北海道の函館から室蘭に至る内浦湾が主産地の高級昆布)を甘酢に浸して、表面を専用の刃を使って削った加工品のこと。椀種(吸い物の主役となる具)や煮物、和え物などに使います。

昆布の表面近くを透けるほど薄く削っているため、昆布の旨味をしっかりと味わいながらも繊細な口当たりを楽しめるんです。昆布の芯の黄色い部分を削ったものは白板昆布(しろいたこぶ)と言いますよ。

「とろろ昆布」との違いは?

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おぼろ昆布が一枚の昆布を削ったものなのに対し、とろろ昆布は昆布を何枚も重ね、その側面を削ったものを指します。そのため削ったものを広げると木目のような模様が出るのが特徴。細い糸状のため、ほぐすとふわふわになります。

白飯に乗せたり即席の吸い物に使われることが多いですよ。

おぼろ昆布は昆布の表面を削ったもの!

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おぼろ昆布は、昆布の表面を一枚一枚削ったもの。とろろ昆布は、昆布を何重にも重ねてその側面を削ったものです。使われる昆布の種類や、加工方法に違いがあったのですね。
どちらも違った美味しさが楽しめる昆布ですから、皆さんもぜひ試してみてくださいね。

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※「よくわかる日本料理用語辞典」に掲載した内容を再編集しています。