日本初の黒ごま担々麺は“尖った味”だった!?『紅虎餃子房』の「黒ごまタンタン麺」

もはや国民食といってもいいほどに我々の生活に根付いたのが担々麺。近年では、本格的な担々麺が登場するなか、『紅虎餃子房』さんでは、黒ごまの担々麺が人気!

かなり歴史が深いメニューで、実は日本初の黒ごま担々麺を提供したのが『紅虎餃子房』さんなんです。しかし、当時はかなり尖った味だった!?今回は担々麺マニアのタンタン パンダが『紅虎餃子房』の「黒ごまタンタン麺」をご紹介。

『紅虎餃子房』とは?

こちらは汐留シティセンター店。サラリーマン客の利用も多い店舗。

さまざまな飲食店を経営する際コーポレーションのブランドの一つである『紅虎餃子房さん』。「大陸の味を気軽に」をテーマに1996年にオープンし、現在では全国で80店舗以上も展開する一大中華ブランドです。

汐留シティセンター店の内装。中華料理店とは思えないデザインもあり、20〜40代に人気だとか。

店舗によっても異なるのですが、お客は20〜40代のビジネス世代やファミリー層がメイン。Instagramのフォロワー数は男女比は5対5となっていて、訪れる客層も男女比はほぼ同じ。お手軽に本格中華が楽しめるのに、内装も中華料理店とは思えないほどにスタイリッシュなデザインというのが人気の秘密です!

「尖った味」を突き詰めた結果、生まれたのが「黒ごまタンタン麺」

これがロングセラーの「黒ごまタンタン麺」!そのビジュアルからも「黒ごま」感が満載。

「黒ごまタンタン麺」は『紅虎餃子房』さんの看板商品で、20年以上も歴史を誇る定番メニュー。1996年のオープン時に白ごまタレをベースにした「白ごまタンタン麺」は既にメニューにあったのですが、社長の中島氏が中国・四川を訪問した時に出会った本場の担々麺をモチーフに黒ごまの担々麺を考案しました。

コンセプトは「印象に残る味」ということで、定番のクリーミーな担々麺とは一線を画し、山椒のシビレが強く、当時としてはかなり「尖った味」に仕上げたのです。そして『紅虎餃子房』さんは日本初の黒ごまの担々麺を提供をした店となりました!

実はタレそのものはあまり黒くなく、麺の上に黒ごまをかけることで「黒」を強調しているのです

当初は黒ごまをタレに入れて色味を入れようとしたところ、スープは「黒」が出ずに灰色になってしまうという問題が発生。そこで、麺の上に黒ごまをかけて表面を黒で埋め尽くし、香ばしさを出したのです。

全国に「黒ごまタンタン麺」が広がるとより親しみやすい味へ!

かつては尖った商品として人気を博したメニューではあったのですが、『紅虎餃子房』が全国展開をしていくうちに、ファミリー層を取り組んでいったため、以前よりは親しみやすい味付けに改良しているとのこと。

それでも、山椒のシビレが強く、かなり「尖った味」であるのは今でも代わりません!元祖・黒胡麻担々麺で、香ばしいごまの風味をぜひ味わってくださいね。

紅虎餃子房 汐留シティセンター

住所

東京都港区東新橋1-5-2 汐留シティセンターB1

営業時間

平日 11:00 23:0022:00L.O.  土・日・祝11:0022:0021:00L.O.

定休日

施設に準ずる

  ※記載のデータは取材時のものです。