ポワレとはどんなもの?ふれんちハンターが分かりやすく解説

皆さん「ポワレ」という単語を聞いたことはありますか?一度でもフランス料理店などに行ったことがあれば聞いたことがあるかもしれませんが、そういったことに縁がないとなかなか日常では聞かない言葉ですよね。

ただ、いざレストランに行ったときに「ポワレって何ですか?」なんて聞いてしまうと、少し恥ずかしい思いをしてしまうかもしれません。 ここではふれんちハンターがポワレの意味やその特徴を解説していきます。これを読めば初めてのフレンチでも安心ですよ。

そもそもポワレとは?

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ポワレとはフライパンに油やバターを敷き、外はカリッと中はふんわり焼き上げる調理法のことを指します。現在は魚料理の焼きの技術として知られていますが、元々は肉料理に使われていた技法。調理中に食材から出た脂をスプーンで掬い、まわしかける作業である「アロゼ」をするのが特徴です。

ただし魚を焼く場合はその限りではありません。魚は火を入れると臭みを含んだ水分を出しますが、せっかく外に出た臭みのもとを再びかけてしまっては台無し。皮面を下にして香ばしく焼き上げ、身側はサッと火を通すのがポワレの上手なやり方です。

ムニエルやソテーとの違いは?

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では同じ「焼く」という工程があるムニエルやソテーとの違いはどこにあるのでしょうか。

まずはムニエルから見ていきます。ムニエルはポワレと同様に香ばしく焼き上げる魚料理の調理法ですが、一番の違いは食材に小麦粉をまぶすか否かにあります。小麦粉をつけて焼くことでよりカリッと、旨味を閉じ込めることができるのです。

一方ソテーは、高温でサッと焼き上げる調理のこと。じっくり焼くと言うよりは「炒める」というイメージが強く、肉や魚以外にも使われる技法です。

ポワレとは「香ばしく焼く」こと!

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馴染みのない「ポワレ」という言葉ですが、簡単に言ってしまえば皮面をパリッと焼く技術のこと。フランス料理というと家で作るには難しいイメージがありますが、ポワレは自宅でも簡単にできるのが魅力です。いつもの料理にひと手間プラスして、焼き方にこだわってみるのも楽しいですよ。

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