酒盗(しゅとう)とはどんなもの?塩辛との違いは?和道一筋がわかりやすく解説

皆さんは「酒盗」という食べ物を知っていますか?名前からはどんなものなのか想像するのが難しいですよね。そんな酒盗は、名前に酒がついている通り、主にお酒のおつまみとして食べられているんですよ。

酒盗とはどんな料理なのでしょう?酒盗と似ている塩辛との違いは? この記事では和道一筋が、気になる酒盗の特徴と塩辛との違いを分かりやすく解説していきます。

そもそも酒盗とは?

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酒盗とは、主にカツオやマグロの内臓を塩蔵熟成させて作る塩辛のことです。塩蔵熟成させた酒盗は程よい塩気があり、おつまみとして人気があります。特に、カツオで作られた酒盗には二種類のうまみ成分があるため、濃厚で非常においしい珍味なんですよ。

酒盗はおつまみとしてはもちろん、ご飯のお供として食べてもgood。また、クリームチーズとの相性が良く、乗せて食べるのもとってもおいしいですよ。
長時間塩漬けして発酵させてつくるため、賞味期限が非常に長いのもうれしいポイントですよね。

ちなみに酒盗の名前の由来は、一説に「このつまみはおいしすぎて酒が盗まれるようだ」との絶賛の声からつけられたとも、「お酒を盗んででも飲みたくなる」という意味から名づけられたとも言われています。

塩辛との違いは?

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酒盗と塩辛の違いとしてまず挙げられるのは、使用している魚の部位の違いです。酒盗は魚の内臓のみを使うのに対して、塩辛は魚の身や卵巣など、内臓以外も使って作られています。

また、熟成期間にも違いがあり、酒盗は半年から一年以上かけて熟成させます。塩辛は半年程度の熟成期間で、酒盗よりも短いのがわかりますよね。このように酒盗のほうが長時間発酵させているので、塩辛よりも独特なコクと深みを味わうことができます。

とはいえ、塩辛と酒盗の違いはこれだけで、製造方法に大差はありません。塩辛という分類の中に酒盗がある、ということですね。

酒盗とは、お酒が盗まれると言われるほどお酒に合うおいしい塩辛の一種!

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酒盗とは、カツオやマグロの内臓を長期間発酵させることでできる、塩辛の一種です。塩辛よりも独特なコクや深みを味わうことのできる酒盗は、おつまみだけではなく、ご飯のお供に、クリームチーズに乗せたりと、いろいろな食べ方があります。今度の晩酌には大きな酒瓶を用意して、酒盗でお酒を盗まれてみてはいかがでしょうか?(※お酒はほどほどに!)

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