接客業では「ご案内」が大事!お客様が喜ぶコツと定番フレーズを紹介

お客様が店内に入った時にどのようにご案内をしたら喜ばれるでしょうか?スムーズなご案内で印象をアップさせたいですよね。

ここでは外食産業に長年携わってきたフードマニア編集部が接客業におけるご案内のコツを解説。これから飲食店を始める人や接客で悩んでいる人におすすめ!

 

「いらっしゃいませ。こちらにどうぞ」を伝える

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空いている席、ご案内したい席がある場合は、「いらっしゃいませ」を言ってからご案内します。このとき、手のひら全体で案内する席の方向を示します。手のひらは頭の位置より低く示したほうがいいでしょう。頭の位置より高く示すと雑に見えがちです。また、決して指をさして示してはいけません。 手のひらでご案内する方向を示すと、お客様の視線は、あなたに注がれます。手のひらで示しながら、笑顔も忘れないようにしましょう。

いらっしゃいませ+おじぎ

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「いらっしゃいませ」というお迎えの姿勢をよりはっきりとお客様に伝えるためには、 お客様のほうに顔を向けて、声が伝わるように言うことです。

そして、お客様の視界に立っているなら、「いらっしゃいませ」を言った後におじぎをし、 動作を添えることです。「いらっしゃいませ」という言葉で耳に伝えると同時に、動作を添えて目にも訴えることです。

おじぎをしながら、頭を動かしながら「いらっしゃいませ」を言うのは、ダメな言い方です。

「いらっしゃいませ」のタイミング

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「いらっしゃいませ」を言う、いいタイミングがあります。 たとえば、のれんがある店では、のれんにお客様が手をかけたところで「いらっしゃいませ」の声をかけたら、お客様はびっくりするかもしれません。同様に、自動ドアが開いたとたんの「いらっしゃいませ」も。

お客様の体が店の中に入ったところで「いらっしゃいませ」を言うのがいいタイミング でしょう。 ただし、駐車場があり、駐車場に車を停めてから店に入るお客様へは、ドアが開いたらすぐに「いらっしゃいませ」で反応するのは、いいことです。

駐車場に車が入ったことを確認し、お客様が店の入口に近づいて来たところで、店内からドアを開けてお迎えするレストランもあります。

接客の基本はスムーズなご案内から!

店に入ってきたお客様を案内することから接客は始まります。お客様に喜ばれる接客をするのなら始めが肝心。スムーズなご案内を心がけましょう。

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※「飲食店の好感接客サービス教本」に掲載した内容を再編集しています