飲食店・レストランの素晴らしい接客とは?接客の基本の考え方と応用力

お客さんにとって「素晴らしい接客」とはどのようなものでしょうか?基本は大事だけど、応用力も大事だし…悩ましいですよね。

ここでは外食産業に長年携わってきたフードマニア編集部が飲食店やレストランで「素晴らしい!」と思わせる接客の考え方をご紹介。これから飲食店を始める人や接客で悩んでいる人におすすめ!

好感接客のベースは、基本の接客

画像素材:写真AC

接客サービスの仕事には、基本があります。基本の接客用語、基本の動作があります。基本を守ることは、接客サービスの仕事では最も大切なことです。しかし、基本を守るだけでは、好感接客には結び付きにくいものです。では、どうするか。

画像素材:写真AC

差別化を意識して、他の店とは違う接客用語を使ったりする店もありますが、接客の印象を変えることと、好感度を上げることは別のことです。接客サービスの違いを出すことを優先して、基本から外れたのでは、逆効果。その店の接客への好感度のベースには、 安心感もありますので、驚きやインパクトのある接客からは好感は生まれにくいですし、 たとえ、驚きがあったとしても、そういう接客は、すぐに飽きられます。

やはり、基本の接客サービスは守った上で、+αを考えるのが好感接客になります。

好感接客は、テクニックではなく応用力

画像素材:写真AC

接客の「基本+α」は、会話や気配りのテクニックと考えがちですが、テクニックというより応用力と言ったほうがいいでしょう。基本をどう応用するかということです。基本からはずれて、別のことをするのが好感接客につながるのではないのです。

常に接客の基本を守りながら、+αで何をしたらいいかを考え続ける中から、好感接客は生まれます。 ですから、まずは「接客の基本」を身につけること。基本を覚えて実行して守ることが、基本を身につける近道です。

接客の応用力の源は、プロ意識

画像素材:写真AC

基本の接客サービスから好感接客に発展させる原動力になるのは、プロ意識です。飲食店で働くプロの一員として見られる自覚を持つことは大切です。プロとして、こうしたほうがいいのではないか、こうしたらもっと良くなるのではないか、よりお客様に喜ばれるのではないかを考えるのがプロ意識です。このプロ意識から、接客の仕事をすることへの誇りも生まれます。

飲食店やレストランの接客力をアップさせるのは「プロ意識」

自分自身の接客力が向上するということは、自分自身の人間力が向上することと同じことなのです自身のためにも、接客の好感度を高められるようにしていきましょう。

※画像はイメージです
※「飲食店の好感接客サービス教本」に掲載した内容を再編集しています