SPF豚とはどんな豚のこと?ラーメンマニアが解説
よく豚肉の表示にあるのが「SPF豚」。このSPFとは、Specific Pathogen Freeの略で「特定病原菌不在」という意味なのですが、どういった豚のことを指すのでしょうか?
ここではラーメンに関する本を多く出版してきたラーメンマニア編集部がSPF豚について解説していきます。ラーメンに詳しくなりたい人におすすめ!
SPF豚とは?
SPF豚とは品種や銘柄に関わらず、マイコプラズマ性肺炎、豚萎縮性鼻炎、豚赤痢、トキソプラズマ病、オーエスキー病の5種類の病原菌に感染していない豚をいいます。
健康な母豚の子宮内は無菌状態であることを利用し、帝王切開などの外科的手術によって無菌的に子豚を取り出し、病原菌に感染しないように隔離状態の厳格な防疫管理下で飼育。これを母豚として利用して子豚を繁殖し、同様の隔離状態で飼育します。
SPF豚とは、特定の病原菌がいない豚のこと
SPF豚は通常の豚に比べると筋肉の細胞膜がしっかりしていて、肉の保水性にすぐれ、肉汁を多く含んでいるため、柔らかくジューシー。調理後に冷めても硬くならず、豚肉特有の臭みが少ない、という特徴があるのが嬉しいですね。
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※MOOK「人気ラーメン店を開業するための本」に掲載した内容を再編集しています