まるでコース料理のような革新的な“つけ麺”！護国寺『MENSHO』の「挽きたて小麦つけ麺」

「一度に二度おいしい」…そんなキャッチコピーがありますが、「一度で何通りも食べ方が楽しめる」…そんな夢のようなつけ麺があるのを知っていますか？

今回はさまざまな創作ラーメンに挑戦し続ける『MENSHO』 さんが作り上げた「挽きたて小麦つけ麺」をラーメンマニア編集部がご紹介。

『MENSHO』 さんの中でも旗艦的存在なのが護国寺店

護国寺の『MENSHO』さんは、個性的なラーメンを常に開発しているお店。護国寺店は『MENSHO』さんのすべての店舗で使用する食材のセントラルキッチンも兼ねていて、店内には製麺所まであります。メニューは「醤油らぁめん」と「塩らぁめん」、そして、今回ご紹介する挽きたて小麦の自家製麺をダイレクトに味わえる「挽きたて小麦つけ麺」が主力。

「挽きたて小麦つけ麺」とは？

こちらの「挽きたて小麦つけ麺」は2016年のオープン当時から存在するレギュラーメニュー。レギュラーではあるものの、スープと麺は何度かモデルチェンジしているという意欲作です。

このつけ麺の特徴は100％全粒粉を使用した自家製麺。全粒粉は毎日店内の石臼で挽くというほどのこだわり。つけ麺らしく、切り番20番のストレート麺ではあるものの、モチモチでしっかりとした食べごたえになっています。麺は水でしめてコシを出し、すだちをのせ、昆布汁で味付け。

つけダレはレギュラーの「塩らぁめん」をベースにしていて、ホタテと厚削りのカツオ節を使って旨味を強めています。そして、合わせるスープは親鳥と貝類をベースしたものであっさり風味。テーマは「食べ飽きない」もので、全粒粉の麺を活かすよう、さっぱりとした味わいにしています。

まるでコース料理のように楽しめる！

さて、こちらのつけ麺の最大の特徴は、ただ麺につけて食べるだけではないんです。あえてつけ麺をつけ麺らしく食べずにいろんな観点から麺が楽しめる…そういった楽しみ方ができるのが特徴。

お店としては、麺は最初、そのまま食べるように推奨しています。「味なんてしないんじゃない？」と思うかもしれませんが、なんとびっくり！そばのような芳香な麺はツルッとした歯ごたえがあり、風味をダイレクトで味わうことができるのです。

次は粉醤油と沖縄産の海塩「ぬちまーす」をつけて食べましょう。粉醤油は小豆島産のものでこれを使用すると上品な旨味が溢れてきます。そして「ぬちまーす」は沖縄の海水から精製するもので、一般の食塩よりも塩分濃度が約25％も低く、ミネラルたっぷり！全粒粉のスペックを最大限にまで引き上げてくれます。

そして、最後の最後でつけ汁につけて食べるのです。トッピングは、穂先メンマ、豚バラチャーシュー、刻みねぎ、ほうれん草、セミドライトマトを使用。さらにマジックがあって、店内で味付けしたセミドライトマトを徐々に塩ダレのスープに溶け込ませていくと、野菜の甘みが加わり、さらにつけ麺の深みが出るのです。

つけ麺なのに、つけ汁を使用しなくてもおいしい！…それほどに麺に自信があるということ

「つけ麺はつけ汁をつけて食べる」。そんな既成概念をとって、あえてそのまま食べてみたり、塩をかけてみたりして、最後につけ汁をつけると、麺の奥深さを存分に味わえるハズ！まさにコース料理のようなつけ麺をぜひ味わってみてくださいね。