ファーブルトンとはどんなスイーツ?作り方も含めてお菓子マニアが解説

ファーブルトンとは、具体的にどのようなスイーツなのでしょうか?

ここではスイーツに関する本を多く出版してきたお菓子マニア編集部がファーブルトンについて解説していきます。そして、有名パティスリーの作り方もご紹介。スイーツにこだわりたい人におすすめ!

ファーブルトンとは?

写真撮影:パティスリー エキュバランス

ファーブルトンはフランス・ブルターニュ地方の伝統菓子で、バターの香りともっちりした生地で食感が楽しめる菓子です。塩を少量入れた水分の多い生地にバターを加え、外はこんがり、中はもちっとした感じに焼き上げます。

材料と作り方(約14個分)

■アパレイユ
・材料
薄力粉…260g、グラニュー糖…230g、バニラシュガー…30g、全卵…280g、塩…3g、42%生クリーム…600g、牛乳…720g、ラム酒…50g
・作り方
1、薄力粉、グラニュー糖、バニラシュガーを合わせてふるっておきます。型に入れたアパレイユにバターをちぎり入れます。型1個につき1cm角のバター約3個を目安に。
2、全卵に塩を入れて溶かし、生クリームを加えて混ぜ、続いて牛乳を混ぜます。
3、1のボウルに2の一部(ダマにならず水っぽくならない程度の分量)を入れ、グルテンを出さないように合わせます。よく混ざれば残りを2回に分けて手早く混ぜ、ラム酒を加えましょう。

■プルーンコンポート
・材料
セミドライプルーン…500g、水…300g、グラニュー糖…150g、オレンジ皮…1個分、乾燥バニラスティック…2本、ラム酒…40g
・作り方
1、水とグラニュー糖を合わせて沸騰させ、プルーンを入れます。
2、沸騰したらオレンジ皮とバニラスティックを入れ、再び沸騰したら1分間ほど煮て弱火にします。
3、プルーンがほどよく炊けたら火を止めラム酒を加え、一晩以上ねかせます。

■仕上げ
・材料
発酵バター /粉糖(プードル・デコール)
・作り方
1、直径10cmの型にアパレイユとプルーンコンポートを入れ、1cm 角に切った発酵バター3個をちぎりながら入れます。
2、上火190°C、下火170°Cのオーブンに入れ、約45分間焼きます。熱いうちに取り出し、仕上げにプードル・デコールを振ります。

ファーブルトンはバターの香りともっちりした生地のブルターニュ地方の伝統菓子のこと!

いかがだったでしょうか?有名パティスリーのレシピも掲載したので、自宅でチャレンジしてみるのもおすすめ。

※「有名パティスリーの焼き菓子」に掲載した内容を再編集しています。こちらの作り方は「パティスリー エキュバランス」のものです。
住所:京都市左京区北白川山田町4-1