タヤリンとはどんなもの?ボ~ノ・イタリア~ノがわかりやすく解説

イタリアンを語る上で欠かせないパスタ。なんと本場イタリアには500種類以上のパスタがあると言われていて、日本では見かけないようなユニークなパスタが多く存在します。

この記事では「タヤリン」と呼ばれるパスタをご紹介。一体どんな特徴があるのか、どんなソースに合うのか。これを読めばパスタの知識が深まりますよ。

そもそもタヤリンとは?

画像素材:iStock

タヤリンとはピエモンテ州で親しまれるタリオリーニのこと。卵黄をふんだんに使用したリッチなパスタで、ツルッとしたのどごしが魅力です。

パスタ幅は2mmほどと通常のタリオリーニより細めで、麵そのものの美味しさを味わうためにソースはシンプルに仕上げられる傾向にあります。卵が多く使われているため面が黄色いのも特徴です。

どんなソースと合う?

画像素材:iStock

卵をたっぷりと使ったコクのある麺なので、タヤリンにはシンプルなソースを合わせるのが一般的です。定番はバターソースで和えて上からトリュフを散らしたもの。またポルチーニ茸やセージバターなどの香りいい食材とも相性が良く、ラグーソース(ミートソースのような肉を煮込んだソース)で提供しているお店も多いです。

平打ち細麺なので茹で時間が短く、生パスタであればすぐに調理が出来てしまうのもタヤリンの魅力です。麺同士がくっつきやすいので茹でる前にちゃんとほぐすのがポイント。繊細な味わいのソースほどよく合います。

タヤリンとはピエモンテ州のタリオリーニのこと!

画像素材:iStock

日本では聞き慣れないタヤリンですが、実はピエモンテ州の方言でタリオリーニを意味する言葉。タリオリーニより細く、のどごしのある食感が特徴です。

スーパーマーケットなどではあまり見かけませんが、イタリアンレストランなどでは自家製麵でタヤリンを作っているお店もあるので、ぜひメニューで見かけた際はトライしてみてくださいね。

※「新版生パスタの技術」に掲載した内容を再編集しています。
※画像はイメージです。