パンチェッタとはどんなもの?ベーコンとの違いは?ボ~ノ・イタリア~ノがわかりやすく解説!

イタリア料理でよく耳にする「パンチェッタ」という言葉。日本では「生ベーコン」とも呼ばれていますが、ベーコンとどのような違いがあるのかご存知ですか?

この記事ではボ~ノ・イタリア~ノがパンチェッタの特徴と、ベーコンとの違いについて解説していきます。

そもそもパンチェッタとは?

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パンチェッタとは「豚バラ肉」もしくは「塩漬けにした豚バラ肉」を意味する言葉。塩漬けにした豚肉を乾燥、熟成させることでできる食べ物で、一番身近なところではカルボナーラに使うことで知られています。

塩味が強く、スープなどの出汁として使われることもあるほどで、少量でも十分に存在感があります。とりわけカルボナーラのように乳製品を使用した料理との相性が良く、塩味がマイルドになっておすすめです。

ベーコンとの違いは?

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「生ベーコン」とも称されるパンチェッタですが、ベーコンとの最大の違いは、「燻す」という工程の有無にあります。
パンチェッタが塩漬けにした豚バラ肉を乾燥、熟成させ、火を通さない食べ物であるのに対して、ベーコンはそこに「燻す」という工程が加わります。長時間燻されたベーコンは、特有のスモーキーな香りや旨味が生まれるのが魅力。ベーコンが燻製の旨味を味わう食べ物であるならば、パンチェッタは熟成の旨味を味わう食べ物であると言えます。

また、よくパンチェッタと混同されるのが生ハム。生ハムも火を通さずに製造される食べ物でパンチェッタとよく似ていますが、使われる肉の部位が異なります。先述した通り、パンチェッタには豚バラ肉が使われますが、生ハムには豚もも肉が使われるので、パンチェッタの方がより脂の旨味を感じられます。

パンチェッタとは塩漬けにした豚肉のこと!

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「生ベーコン」と称されるパンチェッタですが、ベーコンとは風味が大きく異なり、熟成した肉の旨味を楽しむ食材です。生ハムと同様にそのまま生で食べることも可能ですが、カルボナーラに入れるとその真価を発揮します。ぜひ店頭で見かけた際には購入を検討してみてくださいね。

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