さつまいもの麺は焼肉で包むと美味しくなる!?新大久保『コサム冷麺専門店』 の「ビビン冷麺」
冷麺の原料というのは、小麦粉やそば粉などさまざまですが…朝鮮半島には、なんとさつまいもを原料とした麺があるのです。デンプン質でもっちりとした麺は、独特だけど食べごたえ抜群!スープに入れてもまぜそばにしてもOKなほどに応用できるというのも強み。
そして、さつまいもの冷麺は焼肉で挟むと絶品なんですよ!この独特の冷麺は日本の新大久保で味わえるんです。今回は冷やし麺マニアの冷やし麺’s ナンノが『コサム冷麺専門店』さんの「ビビン冷麺」をご紹介!
「コサム」とは肉を包むという意味
東京・新大久保にある『コサム冷麺専門店』さんは、コサム冷麺の専門店です。コギは「肉」、サムは「包む」という意味なので、コサムとは「焼き肉を包んで食べる冷麺」ということ。
麺は朝鮮半島の北部で食べられている冷麺を参考にしたもので、さつまいもデンプンを原料としています。茹で時間は10秒という短さ!提供する際にスタッフにより、十字形に切られます。これはデンプンを熱しているため、食べ始めるとすぐにくっついてしまうというのが理由。麺そのものはさっぱりとしているのですが、デンプンの独特の旨味もあり、食べごたえ抜群!
店では、冷麺は「自家製つくば美豚炭火焼き肉付き」での注文をおすすめしていて、つくば美豚の豚バラ肉を炭火で焼いたものを冷麺で包んで食べるとまた絶品!焼肉の主食が「麺」というのも意外な感じはしますが、韓国だと冷麺は焼肉と一緒に食べることが多く、麺に焼肉の旨味が合わさるという先人の知恵でもあります。
「ビビン冷麺」は和え麺だけじゃなく、冷製スープをかけるとさらに美味しくなる!
オープン当初、『コサム麺専門店』さんは定番の水冷麺だけでなく、辛さを重視した「ビビン冷麺」も用意。新大久保という土地柄もあり、本格的な韓国風冷麺を求める女性が多く集まるうちに、「ビビン冷麺」は女性客を中心に人気!今ではすっかりと看板メニューになりました。
「ビビン冷麺」のタレは10種類以上の果物や野菜で炊き、韓国産唐辛子で辛味を足しています。さつまいもデンプンを使用した麺にこのタレを入れ、混ぜ合わせると完成!
まず、最初は酸味のある辛さの麺をそのまま味わいます。途中でやかんに入った「水冷麺」で使用している牛骨と穀物酢で仕上げたスープを入れ、水冷麺風にしてさっぱりと食べるという流れがおすすめ。さらに、焼肉で包み込めば、辛味もプラスされて旨味もギュッと包まれます。
さつまいもの麺は焼肉を組み合わせることで美味しさ倍増!
さつまいもデンプンたっぷりの麺は、ホクホクしているので、肉の旨味と相性ぴったりです!最初は焼肉を麺で挟むというのは難しいかもしれませんが、慣れていくとテンポが良くなり、麺と肉のハーモニーが楽しめるようになるハズ。
韓国では割と知られた食べ方ですが、日本では「新しい」味わいではあるので、ぜひ一度試してみてくださいね!
コサム冷麺専門店
住所 | 東京都新宿区百人町1-1-26 |
営業時間 | 11:00~24:00 |
定休日 | 無休 |
※記載のデータは取材時のものです。 |
プロフィール
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夏でも冬でも麺の選択肢は冷やし麺オンリー!冷やし麺だけを求めて各地を飛び回るナンノが、めっちゃおいしい冷やし麺を解説していきますよー。
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