ハルヴァとはどんなもの?語源や歴史とは?お菓子マニア編集部がわかりやすく解説

皆さんは「ハルヴァ」というお菓子をご存じですか?トルコの伝統的なお菓子の一つで、「タヒン」と呼ばれる中東の伝統的なゴマペーストと砂糖を混ぜて作ります。ゴマの香ばしさとザクっとした噛み応えが楽しい一品なんですよ。

この記事ではハルヴァの特徴や語源、歴史についてわかりやすく解説していきます。

そもそもハルヴァとは?

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ハルヴァとは、「タヒン」という中東の伝統的なゴマペーストと砂糖を混ぜて作られるトルコの伝統的なお菓子のこと。見た目はチーズにも似ているんですよ。

ハルヴァには、小麦粉やスターチに水と油を加えて加熱しながら練っていくゼラチン状の小麦粉ベースのものと、タヒンやバターに砂糖を加えて作られるゴマベースのものがあります。こちらは加熱しないで作られる練り菓子で、「タヒンハルヴァ」とも呼ばれているんです。

ハルヴァの歴史とは?

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ハルヴァはアラビア語では「ハラウェーヤート」と発音されるもので、「お菓子」を意味する、つまりは甘い食べ物全般を指す言葉なんです。

ゴマペーストを使ったハルヴァは13世紀ごろのオスマン帝国で生まれ、領土の中で広まっていきました。しかし、実はハルヴァには原型となるお菓子があって、7世紀ごろまでは、すりつぶしたデーツと牛乳を混ぜたもの、9世紀には小麦粉を使った様々なお菓子をハルヴァと呼んでいたんですよ。

トルコでは冠婚葬祭で使われるお菓子!

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トルコでは、お菓子として食べられる以外にも、結婚式などのお祝い事に作られたり、葬式があった際に隣人に配るなど、冠婚葬祭に用いられるんだとか。ギリシャやアフガニスタンでも、葬式の際に配る習慣があるんだとか。

ハルヴァとは、ゴマペーストが美味しいチーズのような見た目の練り菓子のこと!

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ハルヴァとは、「タヒン」と呼ばれる中東の伝統的なゴマペーストと、バターと砂糖を混ぜて練り合わせて作られる練り菓子のことで、小麦粉ベースとゴマベースの二種類があるんです。現地に赴いたときには、ぜひ食べてみてはいかがでしょうか?

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