アンチョビとはどんなもの?オイルサーディンとの違いは?フードマニア編集部がわかりやすく解説!

サラダやパスタなどによく使われるアンチョビ。普段何気なく食べている人も多いと思いますが、一体何の魚で作られているのか、オイルサーディンとの違いなどを考えたことはありますか?

この記事ではフードマニア編集部がアンチョビの特徴や、オイルサーディンとの違いを解説していきます。

そもそもアンチョビとは?

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アンチョビとはカタクチイワシを塩漬けにして作られる加工食品のこと。3枚に下ろされたカタクチイワシをたっぷりの塩に数か月漬けて発酵・熟成させ、オリーブオイルに漬けられます。一般的には缶詰や瓶詰になって売られていて、サラダやパスタ、ピザに使われることが多いです。

塩味が強いため、アンチョビ単品で食べるのは不向きで、調味料として料理に少量使うのが定番です。ちなみにバーニャカウダで使われる旨味たっぷりのディップソースは、アンチョビとニンニク、オリーブオイルを混ぜ合わせたもの。塩味の他にもカタクチイワシが持つ旨味や香りが出るので、いつもの料理に加えれば本格的な味に仕上げることができますよ!

オイルサーディンとの違いは?

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アンチョビとよく似た食品にオイルサーディンがあります。オイルサーディンも同様にイワシを使った加工食品ですが、実はアンチョビとは製造工程や塩分濃度などが大きく異なります。

イワシを塩漬けしているアンチョビに対して、オイルサーディンに長期間塩に漬ける工程はありません。頭と内臓を取り除いたイワシを下処理として軽く塩水に浸し、ローリエなどの香辛料やハーブと共に低温の油で煮ているのが特徴です。

また調味料としての側面が強いアンチョビとは異なり、オイルサーディンは塩味も程よくそのまま食べることが可能。バゲットにのせて軽くトースターで温めるだけで、オシャレで美味しい前菜になりますよ。

アンチョビとはカタクチイワシを塩漬けにした加工食品のこと!

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似ているように見えて実は全く異なる魅力を持つアンチョビとオイルサーディン。塩味が強いアンチョビは、調味料の代わりに料理に加えることでその真価を発揮します。パスタや炒め物などに加えて、その味を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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