ドライカレーとは?その歴史を併せてカレーマニア編集部が徹底解説

通常のカレーと異なり、汁気がないことで知られるドライカレー。最近では、カレー味のチャーハンやピラフもドライカレーと呼ばれています。そんな私達の生活に定着しているドライカレーですが、実はインドで生まれたものではないのはご存知でしたか?

この記事では、カレー料理に関する本を出版しているカレーマニア編集部が、ドライカレーの魅力やその歴史、キーマカレーとの違いを解説していきます!

そもそもドライカレーとは?歴史を交えて紹介

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ドライカレーとは、通常のカレーよりも水分が少ない、もしくはまったく水気のないカレーを指します。“汁気がない”、“具材に決まりがない”というのが特徴で、最近ではピラフやチャーハンでも、カレー味であればドライカレーの一種として扱わています。

そんなドライカレーが誕生したのは、1910年代の日本。欧州航路を結んでいた貨客船『三島丸』にて考案されました。現在は「お米にカレー味をつけた料理」としての側面も強いドライカレーですが、誕生当時は「ひき肉や玉ねぎなどをみじん切りにしたのちにカレー粉を加えて、水分を飛ばしたもの」で、今よりもキーマカレーに近い料理でした。

その後、時代とともに日本で独自の進化を遂げ、完全に水気をなくした料理に変化。別の料理として確立していきました。ちなみに、当時楽しまれていたこのドライカレーは、神奈川県・関内市のバーやインスタント食品などで楽しめるので、一度試してみてはいかがでしょうか。

キーマカレーとはどう違うの?

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見た目の共通点が多く、よく混合されるキーマカレーですが、実はドライカレーとは違い“水分量が定まっていない”料理です。

そのため調理方法が大きく異なり、水分を全く加えないか、あるいは少量の水を入れて煮詰めて作られるドライカレーに対し、キーマカレーは通常のカレー同様水分を加えて作られています。また、前述した通り水分量が決まっていないので、中にはスープ状になっているものや、水分を多く含んでいるものもあります。

さらに、その歴史にも大きな違いが。ドライカレーは今からおよそ110年前に日本で生まれた料理ですが、キーマカレーはさらにその前、およそ1500年~1600年のインドにて誕生しました。

ドライカレーは水分のないカレー!明治後期に日本にて誕生

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明治時代の後期に日本にて生まれたドライカレー。水分が少ないカレー味のものを指し、具材などに決まりもないため、最近ではカレー風味のチャーハンやピラフなどもドライカレーの一種だとされています。一般的なキーマカレーとも似ていますが、実は調理方法などが大きく異なります。どちらも手軽に作れるので、一度食べ比べてみてはいかがでしょうか?

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