クローブとはどんなスパイス?カレーマニアが解説

クローブはカレーづくりに使用されるスパイス。カレーのスパイスとしてクローブはどのような効果があるのでしょうか?

ここではカレーに関する本を多く出版してきたカレーマニア編集部がクローブについて解説していきます。カレーに詳しくなりたい人におすすめ!

スパイスとしてのクローブとは?

資料提供:エスビー食品株式会社

フトモモ科で原産地はモルッカ諸島(インドネシア)。別名で「丁子」「丁香」と呼ばれます。釘のような形をした甘く刺激的な香りと少し漢方薬のような香りが特徴です。熱帯・亜熱帯地方で成長する常緑樹のつぼみが開花する直前に摘みとって乾燥させたもの。

インド系カレーにはホール(原料のままの状態)、欧風系カレーにはパウダーが使われることが多いです。

クローブは抗菌消臭作用があるため、肉料理の臭い消しとしてよく使われます。また、強力な防腐作用があるので、食品の保存剤としても重用されることもしばしば。また、口臭予防としても効果的です。うがい薬に使われることも。

クローブはカレーの香りを作るスパイス

クローブはバニラのような香りが強く、肉類の臭み消しや、お菓子などに広く使われます。スパイスを知るとカレーがより奥深くなりますね。手作りでもお店のカレーでもぜひクローブに注目してみてください。

※「カレー大全」「プロに学ぶ新カレー教本 人気21店の作り方・考え方」に掲載した内容を再編集しています

資料提供:エスビー食品株式会社