シナモンとはどんなスパイス?カレーマニアが解説

シナモンはカレーづくりに使用されるスパイス。カレーのスパイスとしてシナモンはどのような効果があるのでしょうか?

ここではカレーに関する本を多く出版してきたカレーマニア編集部がシナモンについて解説していきます。カレーに詳しくなりたい人におすすめ!

スパイスとしてのシナモンとは?

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クスノキ科で原産地はベトナム(一説)。シナモンはクスノキ科の常緑樹の皮を乾燥させたもので、代表品種に「セイロンシナモン」や「カシア」などがあります。セイロンシナモンは上品で繊細、カシアは濃厚な香りで、いずれも特有の甘い香りが特徴。カレーではミックススパイスに使う場合を除き、ホール(原料のままの状態)で使うことが多いです。

シナモンは「桂皮(けいひ)」ともいい、日本の漢方薬局でもおなじみですね。解熱・鎮痛・発汗・抗菌など、とても多くの作用が認められており、ヨーロッパでは内科的疾患を治す治療薬としても使われています。

シナモンはカレーの香りを作るスパイス

シナモンは清涼感ある香りで、カレー粉やガラムマサラの原料として使われており、ホール、スティック、パウダーと様々な形状があります。スパイスを知るとカレーがより奥深くなりますね。手作りでもお店のカレーでもぜひシナモンに注目してみてください。

※「カレー大全」「プロに学ぶ新カレー教本 人気21店の作り方・考え方」に掲載した内容を再編集しています