コーヒーチェリーとはどんなもの?カフェマニアが解説

コーヒーチェリーとは、コーヒーの実のことを指します。コーヒーの実とは、具体的にどのようなものなのでしょうか?

ここではカフェやコーヒーに関する本を多く出版してきたカフェマニア編集部がコーヒーチェリーを解説。もっとコーヒーについて詳しくなりたい人におすすめ!

コーヒーチェリーとは?

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コーヒーの実なので単にチェリーとも呼ばれることも。コーヒーの花はジャスミンの香りに似た、白くて可憐な花で、開花してわずか1〜2日で散ってしまいます。花が散るとそこに丸い実をつけりるのですが、未熟のときはグリーン。熟すると赤くなり、色と形がサクランボに似ていることから、チェリーと呼ばれます。この果実の中にある種子が、コーヒー豆と呼ばれるものになるのです。

ちなみに、コーヒーを漢字で書くと「珈」。この珈の字は、髪飾りの「かんざし」の意味。コーヒーの木には赤い実が1本の枝に何十個とくっついています。それがかんざしに似ることからこの漢字が当てられました。「琲」は、かんざしの玉をつなぐヒモの意味。この当て字は、幕末の洋学者・宇田川榕菴のものです。

コーヒーベリーもある?

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実はコーヒーチェリーもあれば、コーヒーベリーもあるのです。とはいえ、こちらは果実のことではなく、コーヒーの実(チェリー)の外側の赤い皮と果肉部分を「コーヒーベリー」と呼ぶので少しややこしいところ。この外側の部分は、豆の焙煎前に破棄されていましたが、ビタミン類、ポリフェノールを多く含むもの。現在はスーパーフルーツとして評価され、エナジードリンクにされることもあります。

コーヒーチェリーはコーヒーの実のこと!

いかがだったでしょうか?コーヒーというと焙煎したものをイメージしがちですが、実はコーヒーの木の果実を加工したものなのです。コーヒーチェリーを知るとコーヒーがより味わい深くなるハズ。

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※「コーヒー焙煎用語ブック」「食事が楽しくなる会話が広がるおいしいクイズ99」に掲載した内容を再編集しています