あごだしとは?そもそも「あご」とは?なぜおいしいの?活用法は?和道一筋が解説
あごだしの「あご」は飛魚のこと。飛魚の煮干しからとるだしが「あごだし」。
アゴだしについて、和食一筋がおいしくてためになる解説をします。
あごだしの「あご」とは?
あごだしの「あご」は飛魚のこと。飛魚は、九州や日本海側でよく食べられています。6~8月が旬で、島根県では県魚で、夏を告げる魚として県民に、刺身や焼き魚はもちろん「あごだし」も親しまれています。島根県では飛魚のすり身を大きなちくわにして香ばしく焼き上げる「あご野焼」が有名で、出雲地方の名産品となっています。
九州では縁起のいい高級食材として、昔から親しまれています。
あごだしの有名な産地は九州では長崎県や鹿児島県。静岡県や島根県です。
あごだしは、なぜおいしい?
あごだしの「あご」とは、飛魚のこと。その飛魚を煮干加工し、そのままあるいは粉末にして料理のだしをとるのに使われるのが「あごだし」です。
海上を飛ぶ飛魚の体は、他の魚より脂肪分が少ないので、これが雑味が少ない、スッキリと上品な味につながるとされています。カツオ節同様に、旨味成分のイノシンサンも多いのです。「あごが落ちるほど美味しい」から呼び名がついたという説もありますが、後付けのようです。
「あごだし」の活用法は?
長崎県の名物の「五島うどん」では、だしはあごだしです。また、ラーメンとの相性もよく、山形県酒田市のラーメン店ではあごだしを使う店が多いです。にぼしだしより、あごだしでとるスープの味わいはとってもスッキリ。旨味とコク深いスープになります。
「あごだし」は、飛魚の煮干しからとる上品なだし
「あごだし」は、飛魚の煮干しからとるだしで、上品ですっきりした味わいが特徴のだしがとれます。うどんのほか、ラーメンにも合うので、あごだしのラーメンも試してみてくださいね。
※画像はイメージです。
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