カタラーナとはどんなもの?クレームブリュレとの違いは?スパニッシュRICAちゃんがわかりやすく解説!
スペイン発祥のお菓子カタラーナをご存知でしょうか。表面のパリパリとしたカラメルが特徴的ですが、クレームブリュレとの違いを挙げられる人は少ないでしょう。
この記事ではスパニッシュRICAちゃんが、カタラーナの特徴やクレームブリュレとの違いについて解説していきます。
そもそもカタラーナとは?
カタラーナとは、スペイン北東部カタルーニャ州で生まれたスイーツの一つ。クレームブリュレのように表面のパリパリとしたカラメルを崩しながら食べるのが特徴で、カスタードの甘さとなめらかな口あたりが魅力です。
カタラーナの発祥には諸説ありますが、元々はプリンの失敗作だったという説が濃厚です。「聖ヨセフの日」と呼ばれるスペインの祝日に、修道女たちがプリンを作ろうとしたところ、上手くいかずにトロトロのプリンが完成。なんとか固めようとしてコーンスターチを入れたのがカタラーナの始まりだと言われています。
日本では冷凍庫で冷やして半解凍の状態で食べる場合もありますが、本場スペインでは熱々のまま食べたり、冷蔵庫で冷やして食べるのが一般的です。
クレームブリュレとの違いは?
クレームブリュレもカタラーナと同様に卵や乳製品、砂糖を使って作られるスイーツです。仕上げとして表面に砂糖をまぶし、バーナーでこんがりとキャラメリゼしているので見た目の印象がそっくりですよね。
クレームブリュレとカタラーナの相違点はいくつかありますが、最も大きな違いとしてはコーンスターチの有無が挙げられます。先述した通りカタラーナはコーンスターチを用いてもったりと作られるのに対して、クレームブリュレではコーンスターチを使わないので、よりなめらかな仕上がりになります。
また、カタラーナは鍋で炊いて火を通しますが、クレームブリュレは湯煎焼き。風味もバニラを使って甘く濃厚に作られるクレームブリュレに対して、カタラーナにはレモンやシナモンを使って比較的さっぱりとした風味になるんですよ。
カタラーナとはスペイン・カタルーニャ州で生まれたスイーツ!
見た目は一見するとクレームブリュレのようですが、実は食感や風味に違いのあるカタラーナ。ぜひ食べ比べてその違いを楽しんでみてくださいね。
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