くさやとはどんなもの?気になる歴史とは?和道一筋がわかりやすく解説

皆さんは「くさや」を食べたことがありますか?強烈なにおいを持つ食べ物として有名なくさや、一体どんな味がするのでしょうか?

この記事では和道一筋が、くさやの特徴や気になる歴史についてわかりやすく解説していきます。

そもそもくさやとは?

画像素材:写真AC

くさやとは、強烈なにおいを放つことで知られている魚の干物のことで、伊豆諸島の名産品です。

使われる魚の種類はムロアジ、シイラ、サンマ、トビウオなど様々。これらをさばいて内臓や血合いを取り除いて、「くさや液」という独特な香りをもつ調味料に漬け込んで作られます。

10~20時間ほどじっくり漬けたら、水にさらしてから天日干しなどでじっくり乾燥させれば完成です。

どうして「くさや液」が生まれたの?

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その昔、大切な食料であった魚をより長く保存して食べるために、桶の中の塩水に漬け込んで干物にしていました。

離島である伊豆諸島において、当時は塩や水がとても貴重であったため、一度使った塩水に塩を足しつつ何度も漬け込みを繰り返していました。その中の魚の成分から微生物が生まれて塩水が発酵し、独特な香りをもった「くさや液」が完成したんです。

ちなみに、くさや液は古いものほど良いとされていて、二百年以上前から保存されているものもあるんですって。

くさやはどんな味がするの?

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くさやはにおいが強烈であるために敬遠されがちですが、一口食べれば癖はあるものの噛めば噛むほど深い味わいを楽しむことができるんです。

くさや液にはうまみ成分であるアミノ酸が豊富に含まれているので、実はうまみが強い食べ物。一度食べたら忘れられない味といっても過言ではないでしょう!

くさやとは、強烈なにおいを放つ伊豆諸島が名産の魚の干物のこと!

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くさやとは、伊豆諸島の名産品の一つで、強烈なにおいを放つ魚の干物のこと。その昔は塩や水が貴重なものであったために、同じ塩水を使って何度も魚を漬けていたところから生まれた「くさや液」は、今では古いものほどよく大切にされているんですって。うまみが詰まったくさや、ぜひ一度食べてみてはいかがでしょうか?

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