べったら漬けとはどんなもの?和道一筋がわかりやすく解説
東京名物と言えば何を思い浮かべますか?もんじゃ焼きや江戸前寿司、深川めしなど、意外にも東京で端を発した食べ物は多く、今回ご紹介する「べったら漬け」もそんな東京名物の一つです。
この記事では和道一筋が気になるべったら漬けの特徴やその魅力について解説していきます。
そもそもべったら漬けとは?
べったら漬けとは塩漬けした大根を米麴と砂糖で漬け込んだ漬物のこと。東京では浅漬けとも呼ばれていて、こちらの方が名前に馴染みがある人も多いかもしれません。名前の由来は表面に甘酒がべったりと付いていることから。
べったら漬けは江戸時代から庶民の間で食されている漬物で、麹の上品な甘さが魅力です。昔は大根の収穫に合わせて秋から冬にかけて食べられる漬物でしたが、今では1年を通して食べられる東京の名産品です。
たくあんとの違いは?
大根の漬物というと最もポピュラーなのがたくあんでしょう。一見似ているようにも思えるべったら漬けとたくあんですが、実はこの2つの製法は大きく異なります。
まず先ほどもご紹介した通り、べったら漬けは塩漬けした大根を米麴や砂糖で漬け込んだもの。対してたくあんは、天日干しした大根をぬか床に漬け込んでいるのが特徴です。そのためべったら漬けのほうが水分の含有量が多く、より柔らかい食感が楽しめます。風味もたくあんより甘く作られる傾向があり、同じ大根の漬物と言っても両者には明確な違いがあるのです。
べったら漬けとは東京名物の漬物のこと!
べったら漬けとは東京名物の大根の漬物のこと。たくあんより甘く柔らかいのが特徴で、それぞれに違った良さがあります。もし東京土産に悩んだら、べったら漬けを選んでみるのも良いでしょう。きっと喜ばれますよ。
※画像はイメージです。
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和の道一筋の人間が和食に関する素朴な疑問を解説。全国津々浦々、日本料理の名店も紹介していきます。
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