うーめん(白石温麺)とはどんなもの?気になる歴史は?和道一筋がわかりやすく解説

皆さんは「うーめん(白石温麺)」という麺をご存じですか?これはそうめんの一種で、宮城県白石市の特産品であるために白石温麺とも呼ばれ、宮城県のお土産として親しまれているんです。そうめんは製造の過程で油を使っているのですが、うーめんは使わずに作られているので、胃の弱い方にも優しい麺なんですよ。

この記事ではうーめん(白石温麺)の特徴や気になる歴史について、和道一筋がわかりやすく解説していきます。

そもそもうーめん(白石温麺)とは?

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うーめんとはそうめんの一種で、宮城県白石市の特産品です。一般的なそうめんは、麺と麺がくっつくことや乾燥しないようにと、油を塗っていますが、うーめんは油を使わない製法なのが特徴なんですよ。

そうめんよりもだいぶ短いため、老若男女の方に食べやすく、また、そうめんよりも太いために食べ応えがあり、麺が伸びにくく小麦の風味を楽しむことができますよ。

漢字では温麺と書きますが、温かい汁で食べるのももちろん、そうめんのように冷やして食べても美味しいんですよ。

うーめんの気になる歴史は?

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うーめんの歴史は今から四百年ほど前までさかのぼります。白石城の城下に住んでいた鈴木味右衛門の父親が胃を患って寝込んでしまい、味右衛門はそれを大変心配し何かいい食事がないかと探したところ、偶然油を一切使わない麺の製法を耳にします。これを作って父親に振舞ったところ、食べやすさから食が進み、回復が早まったのだそう。

やがて父親は全快し、この話を聞いた白石城の城主、片倉小十郎が味右衛門の父を思う気持ちに感動して、この麺をうーめんと書いて温麺と名付けたのです。

うーめん(白石温麺)とは、油を使わずに作られるそうめんの一種のこと!

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うーめん(白石温麺)とは、鈴木味右衛門が胃病の父親のために作ったという、油を使うことなくできたそうめんの一種で、そうめんよりも短いために食べやすく、太いために小麦の風味を楽しむことができるんです。胃にも優しいうーめん、胃をいたわりたいときにはぜひ食べてみてはいかがでしょうか?

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