とろろ昆布とはどんなもの?おぼろ昆布との違いは?和道一筋がわかりやすく解説!

みなさんはとろろ昆布を食べたことがありますか?昆布を甘酢に浸してから加工する昆布のことで、何枚も昆布を重ねた上から圧力をかけてプレスして、ブロック状にしたものを薄くスライスして作られるんです。おぼろ昆布とは削り方に違いがあるんですよ。

この記事ではとろろ昆布の特徴やおぼろ昆布との違いについて、和道一筋がわかりやすく解説していきます。

そもそもとろろ昆布とは?

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とろろ昆布とは、昆布を甘酢に浸してから加工する昆布のことで、昆布を何枚も重ねた上から数トンの圧力をかけて数日間しっかりプレスし、ブロック状にしたものを縦において機械で薄く削ってできたもののこと。プレスした昆布の側面を機械で削っていくので、一度にたくさん作ることができます。そのため、お手頃価格で手に入れることができるんですよ。

そもそもおぼろ昆布とは?

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カビを防ぐ技術が確立していなかった時代、昆布の中心部分にカビが生えてしまうことがありました。そのため、カビのない表面だけを薄く切り落として売り出したのが「おぼろ昆布」の始まりなんだとか。おぼろ昆布は職人がひとつひとつ手で削っているため、とろろ昆布に比べて値段が高いのも特徴の一つです。

とろろ昆布とおぼろ昆布の違いは?

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とろろ昆布とおぼろ昆布の違いは、ずばり削り方!先ほどご紹介した通り、とろろ昆布は何枚もの昆布を重ねてしっかりとプレスし、機械を使ってその側面を削ったもの。細く糸状に削れるので、手でほぐすとふわっとちぎれます。

一方、一枚の昆布の表面をカンナをかけるように削ったものがおぼろ昆布。帯状に削れていて、ひらひらっとした見た目をしています。職人が一枚一枚丁寧に削っていて、透けるほど薄いところがまさに「おぼろ」のようなんですよ。

とろろ昆布とおぼろ昆布の違いは、削り方にあり!

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とろろ昆布は幾重にも重ねた昆布を数日間しっかりプレスして、その側面を機械を使って削って作られる昆布のことで、おぼろ昆布は一枚の昆布を職人が一枚一枚丁寧に削ったもの。ぜひ二つの違いを食べ比べてはいかがでしょうか?

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