これ本格担々麺なのに…“ニンニク”入れますか? 『175°DENO担担麺』のG系「タンタンメン一七五°郎(いなごろう)」

G系ラーメンは、正統派からインスパイア系までラーメンのジャンルとして拡大中。しかし、そのジャンルとしての範囲は広くなったとはいえ、花椒の効いた担々麺に「ニンニク入れますか?」とG系にすると、ちょっと方向性が違ってしま感じですよね。

しかし、そこであえて担々麺でG系に挑戦する猛者がいました。それは、わざわざ四川省から取り寄せた花椒を使用するというやみつき担々麺を出す『175°DENO担担麺』さん!担々麺の良さを引き出しつつも、G系のボリュームを見事に組み合わせているのです。今回は『175°DENO担担麺』さんの「タンタンメン一七五°郎(いなごろう)」をご紹介!

『175°DENO担担麺』は、深みのあるヤミツキの担々麺で店舗を拡大中!

新宿の支店はスタイリッシュな店内

『175°DENO担担麺』さんは、札幌で開業し、今は東京を始め、江別や福島、仙台などに店舗を拡大。実は社長の出野さんは辛いものが苦手なのです。しかし、ラー油を手作りする職人と出会い、「辛いけど旨味のあるラー油を多くの人に広めたい」とラー油をメインにしたお店を創業することを決意。

お店のこだわりはなんといっても、出野さんが半年に一回ほど中国・四川省に出向き、わざわざ購入するという花椒。なんと、現地にある花椒を40種類くらいから厳選し、毎回「香りとしびれ」が強いものを選んでいるとのこと。そして、その花椒を贅沢に使ったラー油は陳皮、桂皮、八角など、10種類の香辛料を使用した自家製ラー油に。これは香辛料を混ぜ、素材の旨味が最大限に出る175°に達したときに唐辛子に合わせて精製します。店名の「175°」はここに由来していて、旨味、風味、香りを大切にしたラー油に仕上げているので、辛いのが苦手な人でもOK!

ごまとラー油の色合わせも美しいのが「担々麺(汁なし)」

店の一番人気は「担担麺(汁なし)」!カシューナッツを入れているのが特徴で香ばしさもたっぷり。麺の上にのせた、豚の粗挽き肉に甜麺醤、豆板醤、豆鼓醤などを合わせた「炒醤肉(ザージャンルー)」が味のアクセントになっていて、噛めば噛むほど旨味が口に広がっていきます。そして、「蝦米(シャーミー)」は、紹興酒ベースのタレに浸した干しエビで、エビの旨味を引き伸ばすというもの。さまざまな味わいがミックスしたやみつきになる担々麺なのです。

「タンタンメン一七五°郎(いなごろう)」はG系をタンタンメンに融合させた傑作!

見た目からしてボリューム抜群!

そんな本格的な四川風汁なし担々麺を提供する『175°DENO担担麺』さんですが、実は最近“とある“メニューが徐々に人気が出てきているのです。その名は、「タンタンメン一七五°郎(いなごろう)」!名前で分かる通り、G系を意識したものですが、斬新なのは、担々麺スタイルで作っているという点。しかし、ニンニクたっぷりのG系に果たして花椒は合うのだろうか…結論、驚くほどに合うんです!

これは炒醤肉、花椒、ゴマダレ、ラー油に、G系らしくオーション麺(オーション粉を使ったオリジナル麺)、野菜(キャベツ、もやし)、豚バラチャーシュー2枚、すりニンニク、背脂を入れたもの。見た目はまさにG系らしいフォルムで、「マシマシ」も対応可能。ノーマルは総重量が900gで、マシが1.2kg、マシマシが1.8kgという恐ろしいボリューム!

もちろん、G系であるがゆえに、オーション麺はもちもちで食べごたえ抜群!しかし、それ以上に担々麺のラー油とごまの旨味が麺とまた合うのです。食べ進めるうちに、ニンニクと花椒のダブルのシビレで舌が強烈に刺激されますが、花椒の香りがたっぷり詰まっていて、担々麺をアレンジしたG系ならではの爽やかな味わいへと変化していくのです。

G系が好きな人でもそうでない人でも試してほしいのが、「タンタンメン一七五°郎(いなごろう)」

実はこの「タンタンメン一七五°郎(いなごろう)」は、男性が多く頼むものと思いきや、女性に圧倒的に支持されているというのもポイント。『175°DENO担担麺』さんの店内はスタイリッシュで入りやすく、女性にも好まれる担々麺であるということでチャレンジしやすいんだとか。

見た目のインパクトとは裏腹に、女性でも楽しめる裾野の広いのが「タンタンメン一七五°郎(いなごろう)」。どの店舗でもレギュラーメニューとして用意しているので、ぜひ一度チャレンジしてみてはいかが?