関東の和菓子「すあま」とは?ういろう(外郎)・すはま(州浜)との違いは?お菓子マニア編集部がわかりやすく解説!
かまぼこのような見た目がかわいらしいすあま。食感もよく、多くの人に愛される和菓子ですよね。似たお菓子に、ういろうやすはまがありますが、皆さんは違いをご存じでしょうか。
この記事では、お菓子マニア編集部がすあまの特徴や、ういろう・すはまとの違いをわかりやすく解説していきます!
そもそもすあまとは?
すあまとは、上新粉にお湯を混ぜてから蒸し、砂糖を加えて杵でついて作る餅菓子のこと。食感は求肥(ぎゅうひ)に近く、もちもちっとした食感とほんのりとした甘さが癖になります。色合いも紅白と鮮やかで、形もかわいらしく、関東圏を中心に売られているローカルなお菓子なんです。
すあまの由来は?
すあまの由来は、ほんのりとした甘さがあるため「うす甘い」からきたと言われています。また、紅白の色合いは縁起が良いとされていたため、「寿甘(すあま)」と書くこともあるんです。
すあまの形は、丸型、かまぼこ型、俵型など様々あります。鶴の卵のような楕円形のすあまは、別名「鶴の子餅(つるのこもち)」と呼ばれ、お祝い事や祝儀の際の引菓子として用いられることもあるんですよ。
ういろう(外郎)・すはま(州浜)との違いは?
ういろうは、白玉粉に小麦粉を混ぜて型に入れて蒸しますが、すあまはその後杵でついて作るため、食感に違いが生まれます。ういろうの方がより柔らかさがありますが、すあまはもちっとした食感が特徴なんです。
すはまは、名前こそ似ていますが全く異なる和菓子です。州浜粉という大豆や青豆を煎って挽いた粉を使い、砂糖や水飴を加え練り上げて作られます。大豆の風味が感じられるため、すあまより大人の味で、水飴が入りほろほろとした食感がたまらないお菓子なんですよ。
すあまはどこで買える?
すあまは実は西日本ではほとんど売ってなく、そもそもすあまを知らない方がほとんどなんだとか。発祥は諸説ありますが、東京の木場と言われています。
関東では和菓子屋さんや、スーパー・コンビニで売っていることもありますよ。見かけたら珍しいお土産として買って帰るのもオススメです。
すあまは食感とほんのり甘さがたまらない関東の餅菓子のこと!
すあまは形も色味もかわいらしく、お茶請けにもぴったりです。このもちもち食感を嫌いな方はなかなかいないのではないでしょうか。渋めのお茶や、コーヒーと合わせてみても相性がよいのでぜひ試してみてください!
関東に来れない方は、ネットでももちろん買えるので見てみてくださいね。
※画像はイメージです。
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