ラーメンのねぎの種類は?長ねぎと青ねぎの違いは?ラーメンマニアが考察

ラーメンに欠かせない薬味は「ねぎ」。各地に様々な品種がありますが、ラーメンで使うねぎはどんな種類があるでしょうか?

ここではラーメンに関する本を多く出版してきたラーメンマニア編集部がラーメンのねぎの種類を解説していきます。ラーメンに詳しくなりたい人におすすめ!

ラーメンのねぎは天竜川の東西で種類が違う?

画像素材:写真AC

ラーメンのねぎは主に関東では長ねぎ、関西では青ねぎを使っています。これはラーメンのみならず、料理全般の傾向といえるでしょう。

では、日本における長ねぎと青ねぎの産地の境界線はどの辺でしょうか?各県の農業協同組合連合会に聞いたところ以下のような結論となりました。

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長ねぎ生産の西端は愛知県と、岐阜県の高山の一部。一方、青ねぎの東端は滋賀県や三重県ですが、長ねぎ圏の静岡では青ねぎも作っています。しかし流通網の発達で、消費に関しては、青ねぎ・長ねぎが入り乱れているとのこと。

ならば、ラーメン店で使うねぎはどうでしょうか。長ねぎ・青ねぎと使う店が入り乱れているのは静岡県であることが分かりました。特に、天竜川を挟む磐田市と浜松市では、なぜか東の磐田市では青ねぎを使う店が、逆に西の浜松市では長ねぎを使う店が目立つ……といった入り乱れよう。

ラーメンのねぎの種類は東西で違うとは言えるけど…

無理矢理ではありますが、結論を出すのなら、ラーメンのねぎの境界線は「天竜川」であるといえるでしょう。ただお店によって異なるので、「一般的な傾向」といった程度で考えてもらえるとありがたいです。

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※「食の雑学達人になる本」に掲載した内容を再編集しています