パテアンクルートとはどんなもの?ふれんちハンターがわかりやすく解説!

フランスの伝統的な料理の一つ、パテアンクルート。パイ生地の中にパテが詰まったこの料理は、見た目の華やかさはもちろん、満足感のある食べ応えが魅力なんです。そして実はこのパテアンクルート、見た目に反して実は作るのが難しいフランス料理だと言われています。

この記事ではふれんちハンターが、パテアンクルートの特徴やその製法の難しさについて解説していきます。

そもそもパテアンクルートとは?

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パテアンクルートとは、名前の通りパイ生地でパテを包んだクラシカルなフランス料理です。その歴史は14世紀まで遡ると言われていて、中世を代表するフランス料理の一つとして数えられているんですよ。

そもそもパテとは、肉や魚といった具材を細かく刻んでペースト状にして固めたもの。使う具材は作り手によっても異なりますが、豚肉や仔牛肉を使ったものが伝統的なレシピです。

現在はウサギ肉や鶏肉など、他の肉類を使用したものや、フォアグラが入ったレシピも多く見られます。ワインやハーブ、スパイスなどでマリネしたあとパイ生地で覆って焼くことで、外のパイはこんがりと美しいきつね色に。そして内側のパテはジューシーに仕上がるんです!

技術の結晶!パテアンクルート作りの難しさとは?

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パイ生地でパテを包んで焼くだけじゃないの?と思われがちなパテアンクルートですが、実は非常に技術を要する料理だと言われています。その1番の難しさは「火入れ」にあります。

高温で短時間焼くと外はパリパリになるものの、中のパテは生のままなんてこともありますし、逆に低温でじっくりと焼くとパイ生地がサクサクしない原因に。この塩梅が難しく、家庭で作るにはハードルの高い料理と言われているんですよ。

パテアンクルートとはパテをパイ生地で包んだフランス料理!

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中世の時代から食されているパテアンクルート。一見簡単そうに見えますが、火入れが非常に難しく、料理人の技術力が試される料理なのです。もし食べる機会に恵まれたら、そんなことにも想いを馳せながら味わってみてくださいね。

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