ナタデココとは?気になる原料は?フードマニア編集部がわかりやすく解説

もきゅもきゅとした食感が特徴的なナタデココ。寒天のような見た目でありながら、特有の風味や食感が感じられ、私たちの身近にある食品ですよね。そんなナタデココですが、そもそも何から作られている食べ物なのか考えたことはありますか?

この記事ではフードマニア編集部がナタデココの特徴や、その原料について解説していきます。

ナタデココの原料は?

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ゼリーやフルーツポンチに、食感のアクセントとして入れられることが多いナタデココ。あまり意識して食べたことのない人が多いかと思いますが、「ココ」という言葉が入っている通り、ココナッツの果汁が原料となっている食品です。
ココナッツ果汁をナタ菌(酢酸菌の一種)で発酵させ、固まったココナッツウォーターの上澄みをサイコロ状にカットしたものが、私たちのよく知るナタデココです。

ココナッツ果汁の成分のうち、99%は水分。残りの1%はセルロースと呼ばれる食物繊維なので、ナタデココは便通の改善にも効果があるとされています。

ナタデココの歴史

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ナタデココは元々フィリピンで生まれた発酵食品の一つ。意外にもその歴史は浅く、本場フィリピンでココナッツウォーターを使用したナタデココが作られるようになったのは1970年代のこと。日本で最初にナタデココが発売されたのも1970年代の後半で、フルーツ缶詰に入れられたのが始まりだと言われています。

その後1993年にファミリーマートがナタデココとヨーグルトを合わせたスイーツを発売すると、あっという間にブームに火がつきます。現在はブームも落ち着いているものの、ナタデココは私たちに非常に馴染みの深い食品になりました。

ナタデココとはココナッツ果汁の発酵食品!

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ゼリーのような見た目でありながら独特の食感が魅力のナタデココ。名前からココナッツが関係していることは察しがついていても、発酵食品という事実に驚いた方も多いのでは?低カロリーで腹持ちがいいスイーツなので、カロリーが気になる方は取り入れてみてくださいね。

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