七草粥とはどんなもの?どうして1月7日に食べるの?いよばぁと津代子ちゃんがわかりやすく解説

みなさんは七草粥を食べたことがありますか?日本ではお正月に食べるものとして、習慣ついている方も多いのではないでしょうか?そんななじみの深い七草粥とはどんなものなのでしょう?どうして1月7日に食べられるのかも気になりますよね。

この記事ではいよばぁと津代子ちゃんが、七草粥の特徴や歴史についてわかりやすく解説していきます。

そもそも七草粥とは?


画像素材:iStock

七草粥とは、毎年1月7日、1年の最初の節句である「人日の節句」に食べられている、日本の伝統料理です。その名の通り、七草粥にはせり・なずな・ごぎょう・はこべら・ほとけのざ・すずな・すずしろからなる「春の七草」を入れるのが特徴で、地域によってはみそや餅、肉、魚などをくわえることもあります。

七草粥には邪気を祓ったり、無病息災や五穀豊穣を祈ったりと、さまざまな意味が込められています。七草の若芽を食べて植物が持つ生命力を取り入れ、「これから始まる一年間を健やかに暮らせるように」という願いが込められているんですよ。

どうして七草粥を1月7日に食べるの?

画像素材:iStock

では、七草粥はどうして1月7日に食べるのでしょうか?これには、「五節句」という古来の風習が関係しています。
五節句とは、健康や長寿、豊作や子孫繁栄などの願いを込めてお祝いする行事のことです。季節の変わり目に行われることが多く、ひな祭りや七夕も五節句のひとつですよ。
そしてその中で五節句の始まりを担うのが1月7日の「人日の節句」。先ほど紹介した春の七草が入ったおかゆを朝一番に食べて、一年の無病息災を願います。また、お正月にはおせち料理や雑煮など豪華な食事を食べるので、淡白で優しい味の七草粥は、食べすぎ、飲みすぎで疲れた胃や腸を休めてくれますよ。

七草粥とは、無病息災を願ったり胃や腸を休めてくれる日本の伝統料理のこと!

素材画像:iStock

七草粥とは、1月7日の「人日の節句」に食べられる、無病息災などを願った日本の伝統料理です。健やかな一年を過ごせるようにと願うだけでなく、疲れた胃を休ませるのにぴったりな七草粥。次のお正月には、七草粥を食べたことがない方もぜひ作ってみてはいかがでしょうか。

※画像はイメージです。