きびだんごとはどんなもの?由来や桃太郎伝説との関わりをご紹介!お菓子マニア編集部がわかりやすく解説!
桃太郎といえば、お腰につけた「きびだんご」を犬やサル、キジに分けて仲間にしたことで有名ですよね。そんなきびだんごとは、きびという穀物を使って作られたお団子のことで、丸い見た目がかわいらしく、もちもちとした食感が特徴ですよ。そして、実はきびだんごという名前には「きびからできた」以外にも由来があるんです。
この記事ではきびだんごの特徴や由来などについて、お菓子マニア編集部がわかりやすく解説していきます。
そもそもきびだんごとは?
きびだんごとは、「きび」という穀物からできたお団子のこと。もち米の粉に上白糖と水あめをまぜて柔らかな求肥にして、きび粉で風味付けをしています。主原料はもち米であることが多く、きびは香りづけ程度に入れられているんですって。
しろくて丸い見た目ともちもちとした食感が特徴で、きなこをまぶしたりあんこが入ったきびだんごもあり、味によって見た目も変わるんですよ。
きびだんごの名前の由来は?
きびだんごは「きび」からできている以外にも、名前に由来があるんです。岡山県はその昔、吉備の国と呼ばれていました。その吉備の国では「きび」の生産が盛んで、たくさんのきびが収穫されたことから、きびだんごとして食べられたんだとか。吉備の国できびが盛んだからきびだんご、というと、なんだかダジャレのようですね!
「桃太郎」の昔話との関係は?
岡山と言えば印象深いのは桃太郎の昔話。鬼退治に行く桃太郎が、お腹がすいたときにきびだんごを食べて元気をもらったというシーンは有名ですよね。桃太郎がきびだんごを持ち歩いて犬やサル、キジに分け与えて鬼退治を成功させたことから「きびだんごは桃太郎の元気の源になった縁起のいい食べ物」として、岡山の銘菓になったんですね。
ちなみにこの桃太郎のモデルは、吉備の国に遣わされた「吉備津彦命(きびつひこのみこと)」という人物なんですよ。
きびだんごとは、きびから作られている吉備の国のお団子のこと!
きびだんごとは、もち米にきびで風味付けをした白くて丸いお団子のことで、当時の吉備の国できびの生産が盛んだったことからきびだんごと名付けられました。もちもちの食感が楽しいきびだんご、ぜひ一つ食べて桃太郎のパワーを感じてみるのはいかがでしょうか?
※画像はイメージです。
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