トロッコリとはどんなもの？ボ～ノ・イタリア～ノがわかりやすく解説

パスタと言われると一般的に細くて長いスパゲッティを思い浮かべる人がほとんどでしょう。しかし、本場イタリアではまだ日本では知られていない個性的なパスタが多く存在します。

この記事ではボ～ノ・イタリア～ノが「トロッコリ」という個性的なパスタを紹介していきます。これを読めばパスタについてもっと詳しくなれますよ。

まるでうどんのようなパスタ、トロッコリとは？

トロッコリとはイタリア南部のプーリア州で食される、うどんのように太く、素朴な味わいが特徴のパスタ。固そうな見た目に反してその食感は驚くほどもちもちで、粉の風味をダイレクトに堪能することができます。

トロッコリを作る際はトロッコラトゥーロと呼ばれる専用の器具が必要になります。麵棒のような形ですが、その表面には凸凹と溝があり、これを5mmほどに延ばした生地の上で転がすことで、厚さも幅も均一にカットされたパスタができあがります。生地は練りすぎるとシコシコとしたうどんのような食感になってしまうので、良い頃合いを見極めることが大切。見た目はうどんのようですが、全く違った食感が癖になるパスタです。

トロッコリに合うソースとは？

お店にもよりますが、トロッコリは生地に卵を使わないことが多く、素朴で優しい味わいが特徴です。これに合わせるソースは、ぜひ麵の風味を感じられるようなあっさりしたものを。魚介でも肉類でも合うとされていますが、白身系の淡白なものとの相性が特に良く、アサリなどと合わせてもいいでしょう。

トロッコリとはうどんのように太いもちもちパスタ！