スパッツェルとはどんなもの?ボ~ノ・イタリア~ノがわかりやすく解説!

スパッツェルとは、イタリアのチロル地域に根付く、生パスタの一種。柔らかい食感と食べやすいサイズが特徴的な小粒のニョッキです。日本ではまだまだ認知度が低いパスタですが、イタリア以外でも広く親しまれています。

この記事ではボ~ノ・イタリア~ノがスパッツェルの特徴や種類について解説していきます。

そもそもスパッツェルとは?

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スパッツェルとは、小麦粉をベースにした緩い生地から作られるショートパスタです。ザルのような穴のあいた専用の器具を使って、生地を鍋の上から直接落として麺を形成。ニョッキと違い捏ねないのが特徴です。日本の「ほうとう」のように、麺が浮いてくるまで茹で上げるため、もちもちとした食感があります。小麦粉の他に、ジャガイモやほうれん草、豆類を生地に加えることもあり、自然の甘みを楽しめます。

お腹にたまるニョッキとは対照的に小粒なサイズが食べやすく、ソースが絡まりやすいところが魅力。また、スパッツェルは手軽に作れることからも各地で郷土料理として親しまれています。

各地のスパッツェル

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パスタといえばイタリアですが、スパッツェルはドイツ南西部、アルザス地方、オーストリアなどさまざまな地域で食べられています。

特にドイツ南西部のシュヴァーベン地方では名物料理として人気があり、生地にビールが練り込んで作られることもあります。また濃厚なチーズをたっぷりと合わせた料理、ケーゼシュペッツレ(Käsespätzle)も名物として知られています。

スパッツェルとは小粒の生パスタのこと!

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スパッツェルとは、小麦粉ベースの緩い生地から作られる小粒の生パスタで、さまざまな地域で郷土料理として根付いています。日本ではあまり馴染みがありませんが、「ほうとう」や「すいとん」などと似た特徴があり、柔らかい食感が魅力的です。レストランで見かけた際はぜひ試してみてくださいね。

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※「生パスタの技術」に掲載した内容を再編集しています。