メッツァルーナとはどんなパスタ?ボーノ・イタリア~ノがわかりやすく解説!
チーズやバターなどの乳製品がおいしいイタリア北部・ピエモンテ州。今日ご紹介する「メッツァルーナ」は、そんなピエモンテ州の特産物を使用して作られてきた生パスタです。
この記事ではボ~ノ・イタリア~ノが気になるメッツァルーナの特徴やその魅力について解説していきます。
そもそもメッツァルーナとは?
メッツァルーナは「半分(Mezza)」の「月(Luna)」という意味を持つ、詰めもの入りの生パスタです。
小麦粉、セモリナ粉(00粉)、ジャガイモ、卵、バターなどを混ぜ合わせて生地を作ったあと、丸形にくり抜き、具材を円の中心に置いたら半分に折り閉じていきます。詰めものには、チーズやほうれん草、マッシュルーム、牛肉、魚介などが使われ、好みに合わせて中身を変えられるのも楽しみのひとつ。
詰めものに牛肉を使用する際は、肉の臭い消しになるナツメグやシナモンパウダーを生地に練り込むのがポイントです。
ラビオリとの違いは?
詰めものタイプの生パスタにはさまざまな種類がありますが、具の詰め方や形で名前が変わってくるのが面白いところ。ラビオリは長方形であるのに対して、メッツァルーナは半月の形が特徴です。
他にも、詰めものパスタには帽子型のトリテリーニ(Tortellini)や、リング型のトルテローニ(Tortelloni)があります。また、アニョロッティ(Anolini)というメッツァルーナをさらに餃子のようにしたものもあり、実はこれもピエモンテ州の伝統料理。
メッツァルーナとは半月の形をしたパスタのこと!
メッツァルーナとは半月型の詰めもの入り生パスタの一種で、イタリア・ピエモンテの伝統料理。北イタリアに訪れた際はぜひお試しくださいね。
※「生パスタの技術」に掲載した内容を再編集しています。
※画像はイメージです。
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