アランチーニとはどんなもの?ボ~ノ・イタリア~ノがわかりやすく解説!

イタリア版のライスコロッケ「アランチーニ」。日本ではまだあまり知られていませんが、本場シチリアでは人気の前菜メニューの一つなんですよ。

この記事ではボ~ノ・イタリア~ノがアランチーニの特徴や、使われる具材などについて解説していきます。

そもそもアランチーニとは?

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アランチーニとはイタリア発祥のライスコロッケのこと。主にシチリアやナポリの名物料理として知られていて、その見た目から、イタリア語で「小さなオレンジ」を意味する「アランチーニ」という名前がつけられています。ちなみに、「アランチーニ」は複数形で、1個の場合は「アランチーノ」となりますが、日本では前者の名前で知られています。

もっともオーソドックスなアランチーニは、牛肉のラグーとグリンピースを混ぜたリゾットを球状に成形し、衣をつけて揚げたもの。とりわけシチリアでは定番の前菜で、惣菜屋では必ず売られているようなポピュラーな料理です。

どんな具材が定番?

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一般的にアランチーニに使われるのは、トマトソースやサフランで炊いたお米、チーズ、肉など。特に肉のラグーとグリンピースを使った「アッラ カルネ」、チーズとハム、バターを使った「アル ブッロ」が定番ですが、ほうれん草を使ったものなど、地域やお店によってもその中身は異なります。

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また同じシチリア島内でも、東側のカターニアでは「エトナ火山」を模した円錐形のアランチーニが定番。シチリアでは直径4~10㎝ほどの大きなアランチーニが食べられますが、ナポリでは具の入っていない小ぶりなアランチーニが食べられるなど、地域によって形も具材も異なるのがアランチーニの面白さです。

アランチーニとはイタリア発祥のライスコロッケのこと!

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イタリアで定番前菜として親しまれているアランチーニ。味付けしたお米に具材やチーズを入れて丸め揚げた、いわゆるライスコロッケで、地域によって形も具材も異なります。ぜひ本場イタリアに訪れた際にはいろんなお店を巡ってアランチーニを食べ比べしてみてはいかがでしょうか。

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