昆虫食とはどんなもの?メリットはある?フードテック教授がわかりやすく解説!

いま話題の昆虫食。皆さんも一度は耳にしたことがあるのでは?しかし、知ってはいても実際に食べるとなるとハードルが高いというのも事実。それでも昆虫食が注目され続けているのはなぜなのでしょうか。

この記事ではフードテック教授が、昆虫食の特徴やメリットについて解説していきます。

そもそも昆虫食とは?

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昆虫食とは、その名の通り昆虫を食材として食べること。
日本でも古くから一部の地域でイナゴの佃煮や蜂の子を食べる文化がありますが、これも現代の言葉で言えば昆虫食と言えますね。

最近では昆虫食という言葉を聞く機会が増え、実際に食べられる飲食店や購入できる店も増えています。現在一般的に広く浸透してきている昆虫食と言えばコオロギでしょうか。素揚げはもちろん、コオロギの粉末をチョコレートやせんべいにしたものなどもあり、手軽に手に入れることができますよ。

そして実は、昆虫はエビやカニなどの甲殻類と近い生物なんです。そのため甲殻類アレルギーを持っている人はアレルギー症状が現れるリスクがあるので、注意が必要です。

昆虫食のメリットとは?

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近頃は食糧危機の問題が騒がれていますが、そこに救いの手を差し伸べてくれるのがこの昆虫食。

その理由の一つは、肉を生産するのに比べて必要なエサの量がはるかに少なく、なおかつ牛などと違って広大な放牧地も必要ないこと。そのため環境負荷やコストを削減できるうえ、生産もしやすいのです。また、鳥や豚、牛の肉と変わらないタンパク質を含有しており、栄養価が高いのもメリットの一つです。

従来の食材に代わる新しい食材として昆虫が注目されるのには、このような理由があるんですよ。

昆虫食は人類の危機を救うかも!

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「昆虫を食べたことがある」という方はまだ多くないかもしれませんが、いつか昆虫食が食料危機を救ってくれるかもしれません。
ぜひ皆さんも昆虫食に挑戦してみてくださいね。

※画像はイメージです。

プロフィール

フードテック教授
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食とテクノロジーの融合、すなわちフードテック……。テクノロジーによって、食はいま驚くような変化を遂げている……。天才科学者の私が、食に関する知られざる最新情報を語っていこう……。
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