海老のアヒージョとはどんなもの?作り方も含めてフードマニア編集部が解説

アヒージョの定番の具材といえばやっぱり海老。本場スペインでもアヒージョといえば海老のアヒージョを想像するくらい、相性の良い組み合わせです。

ここではスペイン料理に関する本を出版してきたフードマニア編集部が、海老のアヒージョについて解説していきます。さらに、有名シェフのレシピもご紹介。アヒージョ作りにこだわりたい人におすすめですよ!

海老のアヒージョとは?

画像素材:写真AC

海老とにんにくをオリーブオイルで煮た料理。ぷりぷりの海老と芳醇なオリーブオイルの香りが相性抜群で、アヒージョの中でも高い人気を誇ります。本来、海老は殻つきのまま油で煮たほうが風味や旨味が強く表れるのですが、アヒージョの場合、熱さや食べやすさを考慮して、殻を外してから調理することが一般的。

小エビくらいの大きさなら「ガンバス・アル・アヒージョ」という名前に、車エビほどの大きさなら「ランゴスタ・アル・アヒージョ」という名前になります。

海老のアヒージョの作り方と材料

写真撮影:Tio Danjo

【材料】
小エビ ※すでに殻が剥かれているものがおすすめ
ピュアオリーブオイル
にんにく(スライス)
タカノツメ(輪切り)
パセリ(みじん切り)
レモン(くし切り)

ピメントン(燻製パプリカパウダー) ※あれば

【作り方】※上記画像と番号は異なりますが、手順は同じです
1.カスエラ(陶製の耐熱容器。底が浅いフライパンやスキレット、直火に対応しているグラタン皿などで代用可能)にスライスしたにんにく、タカノツメ、オリーブオイルをいれて弱火にかけ、焦げないように混ぜる
2.海老の殻を剥き、塩で下味をつける。このとき、ピメントンを加えるとさらに味に深みが増す
3.にんにくがきつね色になったら、2で用意した海老を入れ、火が通るまで加熱する
4.海老に火が通ったら火を止め、パセリを振り、最後にレモンを絞る

【ポイント】
・スライスしたにんにくをオリーブオイルに漬けて保存しておくと、変色を防げるだけでなく、にんにく風味のオイルとしても活用できます
・にんにくが焦げてしまうと苦みが出るので、焦がさないように注意してください
・弱火でじっくり加熱することで、にんにくやタカノツメの香ばしさを十二分に引きだせます。焦げるリスクも減らせますよ
・タカノツメを加える際、種ごと入れると辛みが強くなってしまうのでご注意ください

海老はアヒージョの定番具材!スパイスでさらに風味がアップ

画像素材:写真AC

少ない材料で手軽に作れるからこそ、料理初心者にもおすすめの海老のアヒージョ。塩だけでも十分美味しくいただけますが、燻製したパプリカパウダー・ピメントンを加えると独特の香りや風味が加わり、さらに旨味が増しますよ。ぜひ一度作ってみてはいかがでしょうか?

※画像はイメージです
※「改訂版 アヒージョ!アヒージョ!」に掲載した内容を再編集しています