白あんとはどんなもの?黒あんなどとの違いは?お菓子マニア編集部がわかりやすく解説!

和菓子といえばの代表格ともいえる餡(あん)。その中でも黒あんや白あんなど様々な種類があって、粒あんやこしあんなどで好みがわかれたりしますよね。そんな餡にはそれぞれ原料の違いがあって、「粒あん」や「こしあん」は小豆を原材料にしていて、「白あん」は白いんげんを原料として使用していますよ。

そんな白あんとはどんなものなのか、黒あんやほかの餡との違いはどんなものか、お菓子マニア編集部がわかりやすく解説していきます。

そもそも白あんとは?

画像素材:写真AC

白あんは、白いんげん豆や白小豆から作られた白いあんのこと。豆を潰しただけの「つぶしあん」と、皮を除いた「こしあん」があります。白あんとして用いるだけではなく、卵黄やゆず、抹茶などと合わせて、風味豊かなあんのベースにも使われます。また、白いんげんは果物などほかの食材との相性がいいので、練り菓子などで多く使用されていますよ。

「餡」は「詰めもの」という意味です。なので餃子を包むのも「あん」と呼びますね。

黒あんやほかの餡との違いは?

画像素材:iStock

白あんは白いんげんなどから作られているのに対して、代表的な餡である「つぶあん」や「こしあん」は小豆を原材料にしています。ほかにも、「ずんだあん」は枝豆を、「うぐいすあん」は青えんどうが原料として使用されていますよ。

なお、「あん」と「あんこ」は同じ。「あんこ」というのは明治時代に生まれた「あん」の俗称と言われています。

画像素材:iStock

ちなみに、小豆からできている黒あん、この原材料である小豆は表面が赤く、中身は白っぽい見た目をしています。でも、あんこの色は黒っぽいですよね。これには小豆の種皮が関係していて、ここにはアントシアニンが含まれています。このアントシアニンが鉄なべなどで煮ると黒ずむ性質を持っていて、酸や空気に触れると赤みを増すんですって。だからあんこは独特の黒っぽい見た目をしているんですね。

白あんと黒あんなどとの違いは、原材料が小豆か白いんげんかどうか!

画像素材:iStock

餡といっても代表的な黒あんから白あん、ずんだあん、うぐいすあんなど様々なあんこがあります。その違いはずばり原材料。種類によって違うおまめから作られているんですね。今度和菓子屋さんに行くときは、ぜひあんこの種類や味の違いを確かめてみてくださいね。

※画像はイメージです。