カレーの冷凍での保存方法とは?保存のポイントをカレーマニアが解説

余ったカレーは冷凍してもOKなのでしょうか?味を損なわないカレーの保存法とは?

こちらではカレーに関する本を多く出版してきたカレーマニア編集部がカレーを冷凍して保存する時のポイントについて解説していきます。カレーに詳しくなりたい人におすすめ!

ポイント1、具材はなるべく分けておく

画像素材:写真AC

カレーは時間が経つと具材(肉以外)から余分な水分が出て、いたみやすく、またソースの味が変わってしまうので、具材とソースは別々に保存するのがおすすめ。また、じゃがいもは冷凍すると水分が抜けてパサパサになってしまうので、決して凍らせないことがポイント。

ポイント2、冷蔵庫で保存するには?

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冷蔵庫でも保存することは可能ですが、カレーソースの熱をしっかり冷ましてから冷蔵庫に入れましょう。カレーはスパイス自体に防腐作用があるため腐敗しにくいですが、やはり長期保存には向きません。長く保存する場合は、冷凍庫で冷凍保存するのがおすすめ。

ポイント3、冷凍庫で保存するのがおすすめ

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調理品を冷凍するには、短時間で急速冷凍するとより安全性が高まります。そのために、できるだけ小分けにして、冷凍します。カレーは時間を置くと熟成され風味が増し、温度が10°C以下の場所で24時間寝かせると味が丸くなります。さらに1週間ほど寝かせると、完全に熟成された味になります。

手間がかかる飴色玉ねぎは、大量に作って冷凍しておいてもよく、この場合も小分け冷凍しましょう。

ポイント4、カレー解凍する時に注意したいこと

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冷凍品を解凍する場合、水を足して解凍することはやめましょう。水を加えることで雑菌が入り込み腐敗の原因となります。解凍後は菌の増殖を防ぐために、スピーディーに調理することが大切。解凍時が一番雑菌の温床になりやすいので、一旦解凍したものは、全部使い切るように心がけます。再冷凍は腐敗しやすいので、避けるようにしましょう。

カレーは冷蔵よりも冷凍にすると安全性が高まる

もし前日のカレーを翌日で使い切る場合は、冷凍しなくてもOK。しっかりカレーソースに火を入れて、沸騰させて火を止めます。そのまま朝までゴミが入らないようにして置いておき、翌朝再度火を入れて使うという手もあります。ただし常温での放置は腐敗の原因となるので、確実に使い切るという自信がなければ、冷凍にするほうが安全です。

※画像はイメージです
※「カレー大全」に掲載した内容を再編集しています