カチョエペペとは?カルボナーラとの違いは?ボ~ノ・イタリア~ノがわかりやすく解説
皆さんはカチョエペペというパスタを食べたことがありますか?ペペロンチーノやカルボナーラなど、定番パスタに比べればその名前を知っている方は少ないかもしれませんね。そんなカチョエペペとはどんなパスタなのでしょう?よく似ているとされているカルボナーラとの違いはあるのでしょうか?
この記事ではボ~ノ・イタリア~ノが、気になるカチョエペペの特徴やカルボナーラとの違いを分かりやすく解説していきます。
そもそもカチョエペペとは?
カチョエペペはローマ生まれのパスタで、カルボナーラ、アマトリチャーナと並ぶ、ローマ三大パスタの一つと言われています。
カチョエペペのcacio(カチョ)は「チーズ」を、pepe(ペペ)は「胡椒」を意味する通り、カチョエペペはペコリーノロマーノというチーズと、胡椒のみで作られます。とてもシンプルなパスタですが、「溶けたチーズが塊になってしまってうまくパスタと絡まない」など、簡単なようでいてかなり作るのが難しいパスタなんだとか。
さて、そんなカチョエペペをおいしく作るキモとなるのがペコリーノロマーノ。塩気がかなり強く、奥深いうまみがあるので、ほかに塩分やうまみを入れなくても味がびしっと決まります。また、ペコリーノロマーノは体温程度の温度でも溶け始めるので、熱々のパスタに加えるとよく絡んでくれますよ。
ちなみに、日本ではパルミジャーノ・レッジャーノチーズがよく使われています。
カルボナーラとの違いはあるの?
カルボナーラはベーコンや塩漬けなどのお肉、卵、ペコリーノロマーノと、シンプルな材料で作られるパスタで、日本では生クリームを加えてまろやかなパスタに仕上げますが、イタリアでは生クリームを使わず、卵のおいしさを楽しむパスタといえます。
比べてカチョエペペの材料はペコリーノロマーノと胡椒だけという更なるシンプルさ。カチョエペペはトンナレッリと呼ばれる太い手打ちのパスタや、ショートパスタのリガトーニを使うのが主流です。
カチョエペペはチーズと胡椒のみのシンプルなパスタ。カルボナーラはカチョエペペをベースに、卵やベーコンを加えたパスタ。カチョエペペは「カルボナーラの原型」とも呼ばれており、だからよく似ているんですね。
カチョエペペとは、ペコリーノロマーノと胡椒のみで作られるシンプルでおいしいパスタのこと!
カチョエペペとは、名前の通りチーズと胡椒のみで作られるシンプルイズベストなパスタのこと。ペコリーノロマーノのおいしさを最大限楽しむことができるカチョエペペですが、シンプルでいて作るのがとても難しいのだとか。お店でカチョエペペを見かけたら、ぜひ頼んでみてくださいね。
※画像はイメージです。
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