アメリカの代表的なパンは?フードマニア編集部がわかりやすく解説!
アメリカのパンと言えば、ハンバーガーやホットドッグのパンなど、日本でも馴染みのあるものが多くありますよね。その一方で、「食パンのサイズが日本と比べて驚くほど小さい」といった、意外と知られていない一面も。
この記事ではフードマニア編集部が、アメリカの代表的なパンやその特徴ついて解説していきます。
アメリカのパンの特徴
アメリカでは、「ブレッド」と呼ばれるパンと、「ロール」と呼ばれる小型のパンが主流です。イギリスやフランスの植民地でもあったため、ヨーロッパの影響を大きく受けています。また、移民の国だけあって、都市部では世界中のパンが楽しめます。アメリカのパンは砂糖やバターがたっぷりと使われているのが特徴です。
アメリカの代表的なパン5選!
サワー・ドゥ・ブレッド
サンフランシスコが発祥の天然酵母のパン。長時間発酵させて作られるため、酸味のある味わいが特徴です。肉・魚どちらの料理にも合い、主食として最適です。サンフランシスコでは、中をくり抜き、クラムチャウダーという魚介の入ったスープを入れて食べられることも。
コーン・ブレッド
イースト菌を使わず、ベーキングパウダーで焼き上げるパン。「コーンミール」と呼ばれる、トウモロコシを粗めに引いた粉や、粉末状の「コーンフラワー」が使われています。生地を発酵させないので、思い立ったときに手軽に作れるのが魅力です。コーンミールのつぶつぶ感とやさしい甘さが特徴です。
バナナ・ブレッド
コーン・ブレッド同様に発酵せず、潰したバナナやベーキングパウダー、小麦などを使って手軽に作れる菓子パン。バナナの甘い風味と、しっとりとした食感が特徴です。アメリカの家庭ではよく作られていて、朝食として食べられることが多いです。どんなバナナでも失敗なく美味しく仕上がるのが魅力で、熟れすぎたバナナを食べきるために作る人もいるほど。ウォールナッツなどのナッツ類を生地に練り込むのがおすすめです。
ハンバーガー・バンズ
丸くて、歯触りが良い、ふわふわした食感のパンです。側面に切り込みを入れてハンバーガーなどを詰めて食べることが多いです。切ったときに、パンの上部を「クラウン」。下の部分を「ヒール」と呼びます。ハンバーガーの発祥は諸説ありますが、当時ドイツのハンブルグでタルタル・ステーキを焼き、目玉焼きやパンなどを添え食べられていたものがアメリカに伝わり、1904年にセントルイス万国博覧会では「ハンバーガー」という表記で発売されていました。
ベーグル
ユダヤ系移民の人々が広めたパン。棒状に伸ばした生地をリング状にして作られます。生地を湯に漬ける「ケトリング」という製法が最大の特徴で、それがもちもちとした食感を生み出しています。材料に油脂を使わないので、低カロリーなのも魅力。スーパーでは、ブルーベリー入りやケシの実入りなど、さまざまな種類が売られていて、サンドイッチや朝食用として人気があります。クリームチーズを塗って食べることも多いです。
アメリカは手軽に食べられるパンが豊富!
手軽に食べられるパンが豊富なアメリカでは、朝食に菓子パン系の甘めのパンが食べられているのが特徴です。手軽に作れるパンも多いので、ぜひお家で作ってみてくださいね。
※画像はイメージです。
※「おいしいパンの本 -THE BOOK OF BREAD-」に掲載した内容を再編集しています。
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