コルタードとはどんなもの？ラテやカプチーノなど他のコーヒーとの違いは？カフェレス子がわかりやすく解説！

皆さんはコルタードというコーヒーを飲んだことがありますか？日本ではあまり聞き馴染みのないものかもしれませんが、発祥であるスペインでは定番のスタイルなんですよ。エスプレッソに温かいミルクを合わせたもので、ミルクが加わることで濃厚なコーヒーの味わいが少しまろやかになるんですよ。

この記事ではカフェレス子がコルタードとはどんなものなのか、特徴や他のコーヒーとの違いをわかりやすく解説していきます。

そもそもコルタードとは？

コルタードは、エスプレッソに少量の温めた牛乳を加えるスペイン発祥の飲み方のこと。エスプレッソと牛乳の割合は2：1が定番。エスプレッソの濃厚な味わいや苦味はありつつも、ミルクがまろやかにしてくれて、コーヒーとミルクのまったりとした味わいをしっかりと感じることができますよ。コルタードはスペイン語で「切る」「薄める」という意味を持っていて、これはエスプレッソをホットミルクで薄めて飲むことからその名前がついたんですね。

エスプレッソと牛乳の割合が1：2になるとカフェ・マンチャードに。エスプレッソと牛乳の割合が1：1だと、カフェ・コン・レチェという呼び名に。多くのスペイン人の朝食はカフェ・コン・レチェとともにと言われます。

ちなみに、スペインではコーヒーはエスプレッソで抽出されることが多く、エスプレッソは「カフェ・ソロ」と呼ばれているんですって。

他のコーヒーとの違いは？

まず、カプチーノはコルタードと同じくエスプレッソとミルクを合わせたドリンクですが、ミルクの種類と量が違います。カプチーノはスチームドミルクの他に、ふわふわとした泡の状態のフォームドミルクを使うんですよ。比率はエスプレッソ：スチームドミルク：フォームドミルクが1：1：1程度。ミルクの量が多くなるので、コルタードよりまろやかな味を楽しむことができます。

カフェラテはエスプレッソに、たっぷりのスチームドミルクを注いで作るのが特徴。エスプレッソとミルクが2：8程度と、ミルクがたっぷりなんです。非常にまろやかで飲みやすく、クリーム色が可愛らしいですよね。

アメリカでは「ジブラルタル」と呼ばれるコーヒーもあります。アメリカで創業したブルーボトルコーヒーでは、エスプレッソとスチームドミルクを合わせたものをジブラルタルという名前で注文することができますよ。ラテよりミルクの量が少ないのとミルクの温度も低いのです。