牛タンとは?タンモトやタンサキの違いを焼肉マニアが解説

牛タンの独特の食感や旨みは、まさにタンならではのもの。馴染みの深い食材である牛タンですが、どんな商品なのでしょうか?

ここでは焼肉に関する本を多く出版してきた焼肉マニア編集部が牛タンについて解説していきます。焼肉に詳しくなりたい人におすすめ!

牛タンとは?

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焼肉メニューのタン塩は不動の人気を誇ります。焼肉の最初の一皿として、ほとんどのお客が注文するというケースも多いですね。

しかし、タンは牛1頭からわずかしか取れないのです。1頭につき1.5~2kg前後。人気があるのに量の少ない食材は、当然ながら価格が上がり、焼肉店の肉の仕入れを原価において、特に価格の高いのがこの牛タンです。

タンモト、タンナカ、タンサキの違いは?

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牛タンは、根本側から「タンモト」「タンナカ」「タンサキ」と呼ばれます。最もやわらかく上質なのがタンモトとされ、タンサキは肉質が硬め。タンのスジ側にある「タンスジ」は言葉通りスジが多い傾向に。

ただし、タンサキやタンスジにも、それぞれの味わいがあります。タンサキやタンスジの味わいや食感を魅力にした焼肉メニューも、多くの店で開発されています。

現在のタンのトレンドは?

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20世紀の時代から、焼肉の定番メニューとして定着していたタン。21世紀に入っても年々タンのファンは増え続けているという印象がありますね。そうした中で、焼肉店も魅力的なタンを提供するために、品質の向上や新たな商品化術に取り組んできています。

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最近は、牛タンを店の名物商品にしている店も目立ちます。インパクトのある厚切りなどで上質なタンを提供し、おいしさだけでなく、見た目においても名物の一皿に仕立てています。厚切りだけではない、皿に盛り付けられるタンの形も、いまは店によって様々。

以前は、普通にスライスした薄切りのタンが一般的でしたが、いま評判を集めているタンの焼肉を見ると、カットの仕方が多様に工夫されています。厚切りの場合も、食べやすいように切り込みを入れるなどの工夫が。

牛タンは子供から大人まで人気の希少部位!

牛タンは最初の一皿として、第一印象を決める焼肉メニューでもあることから、利幅が小さくなっても、 お客の期待以上のものを提供したいという思いが強いものです。牛タンの原価が高いのは悩ましい問題ですが、それでも多くのお客を魅了することができるタンは、やはり焼肉店にとって欠かすことのできない焼肉メニューですね。

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※「焼肉メニュー事典」に掲載した内容を再編集しています