みたらし団子の名前の由来は?お菓子マニア編集部がわかりやすく解説!
みたらし団子と言えば、誰もが一度は口にしたことのある和菓子の定番ですよね。でもよく考えてみたら「みたらし」って一体どんな意味があるのでしょうか?
この記事ではお菓子マニア編集部が、みたらし団子の特徴や、気になる名前の由来について解説していきます。
そもそも「みたらし団子」とは?
とろりとした甘じょっぱいタレが人気のみたらし団子。基本のタレは砂糖、醤油、水、片栗粉の4つの材料からできていて、鍋でコトコトと火にかけて作られます。
実はタレや団子の柔らかさには地域差があります。関東では濃口醤油と砂糖を使って甘辛く、薄口醤油が主流の関西では、色味も薄く、団子も柔らかいものが多いとされています。また、名古屋では砂糖を使わず、醤油の風味が楽しめる団子を「みたらし団子」と呼ぶこともあるようです。
みたらし団子の名前の由来は?
そもそも「みたらし」とは、漢字で書くと「御手洗」という表記になります。とは言っても、もちろんトイレのことではありませんよ!この「御手洗(みたらし)」とは、京都・下鴨神社にある御手洗池に由来しています。
鎌倉時代、後醍醐天皇がこの池の水を掬ったところ、泡が1つ浮かび上がり、続いて4つの泡が連なって浮かんできたのだそう。それが団子に見えたことから、5つの団子を串に刺した「みたらし団子」が生まれたと言われています。
「五体満足」という言葉がありますが、この5つの団子は人間の頭や手足を表し、無病息災や厄除けを願う食べ物として広まっていきました。
みたらし団子の名前は下鴨神社の「御手洗池」がルーツだった!
今や当たり前に食べられているみたらし団子ですが、実はそのルーツは下鴨神社にあり、無病息災や厄除けを祈る食べ物でした。今では団子の数に決まりはなく、4つ刺したものが多いようです。ぜひみたらし団子を食べる機会があったら、そんなことにも注目して楽しんでみてくださいね。
※画像はイメージです。
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