ナポリ風ピザとローマ風ピザって何が違うの?ボ~ノ・イタリア~ノがわかりやすく解説

ピザが食べたい!と注文すれば、近くのピザ屋さんが配達してくれるような現代。ピザを食べる機会は多くても、「これはナポリ風ピザだ!」などと意識して食べることは少ないですよね。
ナポリ風ピザ、ローマ風ピザってどんな特徴があるのでしょう?ふたつは何が違うのでしょう?

この記事ではボ~ノ・イタリア~ノが、気になるナポリ風ピザとローマ風ピザの違いについて、わかりやすく解説していきます。

そもそもピザとは何?

画像素材:iStock

日本でもなじみの深いイタリア料理のピザ。基本の材料は小麦粉、水、イースト菌に塩だけ。ここにトッピングを乗せてしまえば完成の、とってもシンプルな食べ物なんです。
どうして「ピザ」と呼ぶかというと、一説には、当時のピザはラテン語で「押しつぶす、平らにする」の語源をもつ「Pinsa(ピンサ)」とナポリ弁で呼ばれていて、それが形を変えて「ピザ」となったのだとか。

画像素材:iStock

そんなピザが生まれたのはナポリとされています。1492年にコロンブスによって新大陸発見、と世界史で習いましたよね。これによってスペイン人が南米からトマトを持ち帰ったのがきっかけで、ナポリの住民がトマトをパンに乗せる具として使い始めたのがピザの始まりと言われています。

ナポリ風ピザと、ローマ風ピザの違いは?

画像素材:iStock

ナポリ風ピザとローマ風ピザ。同じピザでも、その特徴は全く異なります。二つの違いの中で一番馴染みのあるものは、生地の固さではないでしょうか?生地が柔らかくてふちが高くなっているのがナポリ風ピザ、薄くてパリパリの生地でできているのがローマ風ピザです。

他にも、ナポリ風ピザは生地を手で伸ばしたり、薪オーブンを使って生地を高温で一気に焼き上げたりするのに対し、ローマ風ピザはオイルを入れたり、生地を麵棒で伸ばしたり、長い時間をかけてじっくりと生地を焼いたりします。

名前だけではなく、二つのピザにはこんなに多くの違いがあったんですね。

ナポリ風ピザと、ローマ風ピザの違いは、とってもたくさん!一番には生地の固さ!

画像素材:iStock

日本ではあまり二つの種類を意識して頼むことは少ないですが、ナポリ風ピザとローマ風ピザはたくさんの違いがあったんです。今度ピザ屋さんでピザを頼んでみたときには、これはどっちだろう?と意識してみるのも楽しいかもしれませんね。

※画像はイメージです。