イングリッシュブレックファストティーとは？その歴史は？カフェレス子がわかりやすく解説

たくさんある紅茶の茶葉の名前でも、特に長くて印象に残るのがイングリッシュブレックファストティー。字面そのまま、まさに朝にぴったりそうな名前だと思いますよね。一体どんな味や風味を楽しむことができるのでしょうか？その歴史や、おすすめの飲み方も気になりますよね。

この記事ではカフェレス子が、気になるイングリッシュブレックファストティーの特徴やその歴史をわかりやすく解説していきます。

そもそもイングリッシュブレックファストティーとは？

イングリッシュブレックファストティーは、伝統的なブレンドティーの一つです。ブレンドティーとは、産地や収穫時期の違う茶葉をブレンドしたものを指しますが、この紅茶のブレンドに使われている茶葉は、インドのアッサムティー、スリランカのセイロンティー、アフリカのケニアティーなどが多く、高級品には中国のキームンが使われていることもあります。

紅茶の色は濃いめの紅色、香りが強くコクのある味わいが特徴で、朝食と一緒にミルクティーを飲むのに合いやすいように配合された、まさにミルクティーにぴったりのブレンドティーです。なんでも、イギリスの朝食にはたっぷりのミルクティーが不可欠で、イングリッシュブレックファストはイギリスで最もよく飲まれている紅茶なんだとか。

イングリッシュブレックファストティーの歴史は？

この紅茶の歴史は古く、最初に作られたのは170年も前とされています。イギリスで紅茶が嗜好品としてよく飲まれていたというのは、世界史などでもよく聞きますよね。17世紀後半頃から、上流階級で紅茶、特にミルクティーをたしなむ文化が生まれ、産業革命を経て一般庶民にも毎日紅茶を飲む文化が根付いていきました。

ちなみに、庶民に紅茶を広める際にはもともと嗜好品としてではなく、薬としての効用を宣伝文句としていたそうで、最初はあまり受け入れられていなかったのだとか。それが上流階級の間での紅茶文化への憧れから、庶民へも次第に浸透していったそうですよ。

このイングリッシュブレックファストティーがいつ生まれたかについては諸説ありますが、意外にも、誕生したのはイギリスではなくアメリカと言われています。 19世紀のアメリカで、朝食に合うブレンドを当時主流であった中国茶をメインに作って販売したところ、模倣品が出回るほどの大人気となり、これが今のイングリッシュブレックファストティーの始まりだともいわれています。

イングリッシュブレックファストティーとは、ミルクティーに合うように作られた、朝食にぴったりのブレンドティー！